河童の町、遠野を代表するお寺
常堅寺の山門
常堅寺は1490年に大原弾正勝行が開基し、遠野郷の曹洞宗十二カ寺の筆頭であると「遠野物語」に記されています。
この仁王門は元々遠野市附牛馬(つきもうし)町の早地峰山妙泉寺にあったものを明治維新の頃に、廃寺となる妙泉寺から移されたものです。
この山門を通って左側に、全国でもここだけと言われる河童の狛犬があります。
小さな狛犬が河童の狛犬です
この狛犬はカッパ淵に住んでいた河童で、常堅寺が火事に見舞われた際にこの河童が消火を手伝ってくれたことから、そのお礼にと常堅寺の狛犬になったとされています。
そんな河童たちが住むとされているカッパ淵は常堅寺のすぐ隣を流れています。
馬を川へ引きずり込んだりといたずらが大好きな河童ですが、ある時馬を引きずろうとしたところ、馬の方がパワーがあったのでそのまま馬小屋まで引き摺られてしまい、家主に見つかり怒られた、という話があります。
常堅寺とカッパ淵は思ったよりは小規模な観光スポットですが、遠野のゆかりのある地としては寄る価値はありそうです。
遠野の昔からの暮らしを再現した伝承園。
料金:参拝、見学無料
バイク駐輪場:無料,伝承園駐車場との共用、徒歩5分【地図】
所要時間:約30分
HP:遠野市観光協会/カッパ淵
【訪問時期:2013年6月/最終更新:2020年12月】
★Googleマップで【カッパ淵】を見る★