【1人あたり6000円～】ホテル「グランビュー熱海」の貸切風呂がコスパ良すぎる【無料/何度でもOK】

「貸切風呂」に特化したマンション風ホテル

　2024年の話ですが、年に1回くらい行ってる伊豆旅行に今年も行きまして、今回は熱海の温泉付きのホテルに泊まることにしました。
　まぁ熱海なので温泉付きのホテルは腐るほどあるんですが、その中でも値段はビジホレベルなのに貸切風呂があって、しかも無料で何度でも入り放題というコスパよさそうな宿を発見したので行ってみました。

　その名は無料貸切温泉コンドミニアム「グランビュー熱海」。　熱海駅前の商店街とサンビーチ熱海までの急坂の間に位置するホテルです。

　見ての通りぱっと見だと、マンション？のような外観でして、ちょっとホテルっぽくない見た目ですが実際、元々はマンションというか別荘的な使われ方をしていた建物だったのかもしれませんね。

宿までのアクセス、チェックインなど

　今回は車での利用でしたが車の場合、国道135号沿いにある大型リゾートホテル「熱海パールスターホテル」の立体駐車場が利用できます(｢6A｣階の14台分/有料/要予約)。
　あくまで駐車場のみの提携なため、パールスターホテル館内は入れないので6A階駐車場から外階段で4階まで下りると道路に接続する通路があり、そこからさらに50mほど坂を登ればグランビュー熱海に着きます。

　急斜面にあるホテルなためか入口は地下3階となっており、エレベーターでフロントのある地下1階まで行く必要があります。
　フロントも簡素というか安いビジネスホテルというか、やはりマンションか社員寮の管理人室っぽい雰囲気がありますが、観光パンフレットもたくさん置いていて少しは観光ホテルっぽい要素があります。

　ちなみにフロントのある地下1階から地上に出るルートもあり、47段の急な階段を上ると「大江戸温泉あたみ」付近(地図)の道路へ出ることができます。
　ここから徒歩圏内にコンビニやマックスバリュ、飲食店も数件あるほか、今人気の熱海駅前の商店街までも徒歩4分ほど(+47段)で行くことができます。

ミニキッチン付き「和室8.5畳」部屋

　チェックインを済ませてカギを受け取ってエレベーターで客室の階に向かいますが、構造は完全にマンションなので外廊下を歩いてお部屋に向かいます。

　お部屋は8.5畳和室を選びました。　部屋の間取りとしては標準的なワンルームアパートみたいな構造でして、玄関側に水回り系の設備、奥にお部屋がります。

　なんというかホテルに泊まるというかおうちに帰ってきた気分のほうが強く、観光気分は皆無なんですが、まぁ気取らずゆったりするにはこれくらいのほうが馴染むかもしれません(笑)
　元々畳敷きだったのかな？ほぼ全部屋和室でして、ビジネス旅館といった位置づけなのかもしれません。

　お部屋は少々古さは感じるものの定期的にリニューアルしているのか、外観のイメージほど古いとか汚いという印象は受けませんでした。
　8.5畳という広さも丁度よく、ホントに自分のアパートのようにくつろぐには程よくて、妙に落ち着きます。

　コンドミニアムホテルということで長期滞在の人向けに、ミニキッチンや食器類、電子レンジに冷蔵庫、ポットや炊飯器など調理器具が非常に充実していて便利です。

　少し古そうなマンション ホテルにしては意外にも、トイレとバスルームが別となっているのも良かったです。　まぁお風呂は貸切風呂があるので使いませんでしたが。

　そして窓からの景色はお隣のビルビューでして、まぁ部屋の景色はあまり期待できないかと。

グランビュー熱海の醍醐味「7つの無料貸切風呂」

　さて、このままだと旅情皆無の安宿でしかないんですが、このホテル最大の魅力なのはなんと言っても貸切風呂が7か所もあり、しかも無料で予約不要で何度でも入れるという点！

　予約不要なので「空いていれば入れる」というシステムでして、空いているかどうかは部屋に空室情報がわかる専用サイトのQRコードがあるので、そこから確認するシステム。　わざわざ風呂まで向かわずとも確認できるので楽です。

◆屋上展望露天風呂 ｢海｣･｢空｣

　まずは屋上にある貸切展望露天風呂「海」「空」に入りました。　こちらは確か館内で一番新しく完成した貸切風呂で、もともとは貸切ではない大浴場だった浴場をリニューアルしたのだとか。

　屋上展望露天風呂。　3人ほどゆったりと入れそうなお風呂はインフィニティスタイルのお風呂となっていて、景色も開放感も抜群でございます。

　お湯はやや熱く、寒い夕暮れ時の空気にはちょうどいい湯加減でした。
　眼下に見える海は熱海の代表的な観光スポットにもなっているサンセットビーチ方面となります。

　ただ、あまり奥のほうまで行きすぎてしまうと、近所の大江戸温泉から丸見えになってしまうので油断は禁物(笑)

　ちなみに翌日の早朝にも入りましたが、ちょうど朝日が昇ってくるタイミングで入れまして、自分だけの露天風呂で見る日の出は格別でした。

　ただ、この屋上展望風呂だけ屋外で雨よけも無いため天候によっては利用できない場合があるのと、脱衣所がめっちゃ簡素で着替えにくいという点もあります。
　また、シャンプー類はあるものの、ドライヤーなど他の貸切風呂にある設備が屋上展望風呂には無かったりするので、お風呂に浸かりながら景色を楽しむのがメインになるかと思います。

◆半露天風呂 ｢月｣･｢星｣

　続いて、フロントから食堂を抜けて階段を上った先にある1階、貸切半露天風呂「月」「星」に向かいます。

　こちらは屋内ですし広めの脱衣スペースもあり、ゆったりとお風呂に入ることができます。

　お風呂は展望風呂と同じか少し広めくらいの大きさでして、こちらのほうが展望風呂よりちょっと熱めでした。
　そして、浴室奥の両開きの窓を開くことで半露天風呂の完成なんですが…

　景色はシティビュー…と言うか向かいの駐車場ビューでして、誰かに裸見られるリスク大でございます。
　まぁあまり窓側に行かなければ見られないかと思いますが、思ったよりガッツリと駐車場が見えてしまったのでちょっとビックリです。

　ただちょっと窓を開けて景色を見ながらお風呂に浸かる分には最高でして、シャンプーや体を洗ったり「普通にお風呂に入る」ならば半露天風呂が一番いいかなと思います。

◆光&泡ぶく風呂 ｢潮騒｣･｢花火｣･｢渚｣

　そして最後に地下2階の光&泡ぶく風呂｢潮騒｣｢花火｣｢渚｣に行きました。
　先ほど2か所は増築された離れのような建物でしたが、ここだけホテル館内の設備っぽいです。　たぶん3種類ある貸切風呂のうち、一番古いんじゃないかな？

　脱衣所は半露天風呂と同じくらい広く、設備も整っています。

　お風呂は完全に屋内なので窓がなく景色は望めません。　が、お風呂自体は広めでちょうどいい熱さでゆったりできます。

　そしてこちらのお風呂にはジャグジーと水中照明があってラブホかよってな感じですが、こんなエンタメ性のある貸切風呂で熱海温泉を楽しめるのもちょっとレアかと思います。
　結構寒い時期に利用しましたが、屋内なだけあってここが一番温かかったかなと。

その他の設備、良かった点/気になった点など

　今回は素泊まりでしたが、朝食付きプランもあり、それこそ社員寮の食堂みたいに小さいスペースながらも、自分で焼くアジの干物が人気の朝食バイキングが格安で人気だそうなのでちょっと気になりました。

　で、気になるお値段ですが、11月の平日、大人2名での利用で12000円でした。
　1人あたり6000円というビジホ並みの価格で熱海温泉を貸切で楽しめるならメチャクチャ穴場なんじゃないかなと思います。

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