高雄定番名所!巨大な龍と虎付きの建造物「龍虎塔」
さてさて、荷物もホテルに置いたことなので改めて高雄観光に繰り出すとします。
まずは高雄のガイドブックや観光ポスターにはまず出てくると言っていい、定番観光地「蓮池潭(れんちたん)」の龍虎塔に行きました。

以前の記事で「台湾新幹線は基本的に郊外に駅があるから中心駅に移動した方がいい」といいましたが、蓮池潭に関しては台湾新幹線の高鉄左営駅から近くてバスも出ているので高雄駅よりも左営駅を拠点にした方がアクセスルートが豊富かもしれません。
高鉄高雄駅前のバスターミナルからバスで15~20分程度もしくは高鉄左営駅のお隣の駅、台鉄の左営駅から徒歩約10分となります。
最寄りのバス停からちょっと歩くと、ガイドブックで見たことのある龍虎塔がありました。
龍虎塔は1974年に建てられた比較的新しい道教寺院でして、風水上縁起のいいパワースポットとして知られています。
台湾では龍は十二支の中で一番高潔で良いとされていて、逆に虎は一番悪く凶悪なものとされています。
なので龍の中に入って縁起を担いで、これまでの悪い縁起を虎の中で清められるという仕組み。 なので現地案内板にも「龍の口から入って虎の口から出る」の一方通行のように促されています。
そういうことならまず龍の口に入ってみましょうか。 中はうねりのある階段道となっていて、一面にカラフルな人形壁画のようなものがビッシリと敷き詰められています。
何が何だかよくわかんなかったんですが、どうやら地獄の様相を再現したり昔話のあらすじを綴っていたりと、まぁとにかくどこか古くとも斬新な道中でございました(笑)
龍のお腹の中を通って奥まで進むと橋伝いに虎側の塔に渡ることができます。 この龍と虎の後ろ姿は現地に行ってみないと見れないのである意味必見。
普段は塔の中も入れて登ることができるらしいんですが、当時は改修工事中だったのか鍵がかかって入れませんでした。 高い所大好きなワタクシ的にちょいガックリ…
続いて虎の中もお尻らへんの方から入って出口へ。 やはりこちらも龍の口のようにカラフルな人形壁画がつづいていますが、こちらは昔の物語や地獄の様相ではなく物語上の主要人物などの紹介みたいな感じで人物と名前が延々と展示されているのがメインでした。
料金:見学・参拝無料
見学時間:8:00~18:00
定休日:無休
参考HP:交通部観光局/蓮池潭
【訪問時期:2023年3月/最終更新:2023年7月】
★Googleマップで【龍虎塔】を見る★
「龍虎塔」以外にも蓮池潭にはインパクト強すぎる建造物が!
そんな感じでザっと見て回るだけなら10~15分程度で済んでしまう龍虎塔観光でしたが、ここ蓮池潭の周囲にはまだまだ奇抜な施設がいくつもあります。 そもそも蓮池潭は周囲4㎞弱程度の人造池でして、観光しつつ1周して約2時間程度のコースとなります。 特に蓮池潭の西岸の方に変な建物シリーズが乱立しているので西岸を端まで歩いてバスに乗って帰るとします。
蓮池潭沿いを歩いているだけでもいくつもこういった大規模な寺院が点在していて、なんというか日本の神社やお寺とはまた別の方向で趣を感じられますね。 台湾の寺院はビルタイプだったりデカデカとLED電光掲示板があったりするのが日本では中々見られない点かなと。
そんなこんなで300mほど歩くと次の変な施設(?)、春秋閣でございます。 こちらも1953年に建造された比較的新しめの寺院となります。
春秋閣の陸側にある巨大な寺院、啓明堂がメインの施設でして、こちらは五公菩薩と関帝(関羽)を祀った寺院でございます。
龍虎塔の龍と比べると目が穏やかそうに見えるかな? こちらも龍の口に入って参拝するコースでして、長さ的にはこちらの方がちょっと長いです。
こちらも中々の壁画が続いています。
階段のうねり具合も龍虎塔よりもうねっていて、なんかそういうアトラクションみたい?
龍のお口を通って外に出たらそのまま五里亭までという続いているんですが、行ったところで特にこれといったの無いかなーと思って(あとメチャ暑くてしんどかったので)これにて引き返すことに。
割と蓮池潭の中央らへんまでいけるのでそういう意味では行く価値があったのかも。
高さ22mの巨大玄武神像「玄天上帝神像」
さて次に訪れたのは元帝廟北極亭と蓮池潭唯一の人物像の玄天上帝神像です。
玄天上帝は四神の1つ、玄武の神様として中国や台湾では多くの神像が建てられていますが、その中でも高雄の玄天上帝神像は特別巨大な神像として注目されています。
近づくにつれてデカさが増してくる玄天上帝神像。 高さは22mもありインパクトは龍虎塔にも負けず劣らず。
デカさもさることながらカラフルな装飾が非常に美しいですね。 玄天上帝神像の真下がそのまま寺院となっていて参拝できます。
中央に一際目立つ巨大柱。 台湾の寺院に多いですが、びっしりと敷き詰められたミニ仏像みたいなものが印象的です。
壁や天井の装飾も凝りに凝っていて、やはり日本の寺院とは一線を画したきめ細やかさがあるなと思ったり。
さらに少し足を伸ばして「高雄孔子廟」もざっくり散策
ちなみにもうちょい歩いたところに高雄孔子廟という巨大な孔子廟があり、むしろこちらが蓮池潭を代表する観光名所なのかもしれませんが、さすがにそこまで歴史に知識が無いので外観だけ見ておきました。
蓮池潭の西北端からちょい離れているためか人気がほとんど無く貸切状態。 たしかに広大な敷地に巨大な孔子廟が堂々と構えていて圧巻。
建物の規模的に博物館も兼ねているのかなと思ったんですが、どうもそういう訳ではなさそう?
ざっと見て回っただけだったんですが、せっかく蓮池潭西側を歩いたなら高雄孔子廟まで見ておいて損は無さそうです。
・「龍虎塔」または高鉄「新左営駅」より徒歩約15分
料金:見学無料(入口で記帳する必要あり)
見学時間:9:00~17:00
定休日:月曜日
参考HP:交通部観光局/高雄孔子廟
そんな感じで蓮池潭沿いを3分の1ほど歩いて4か所の観光スポットを巡ったんですが、いずれも無料で見学できるのはポイント高いかなと。
いやホントに無料で入れていいのかな?って思えるくらい内容もインパクトも充実していて、台湾らしさというか高雄らしさも感じられました。