海水を引き込んだお堀のある城址と無料展望台もある高層ビル!
車で行ける範囲の場所はあらかた巡ったので、ニコニコレンタカーにN-BOXを返却しました。
今回は琴電花園駅から徒歩約4分の高松上福岡店で借りたんですが、駅から近い上に高年式の軽自動車も結構揃えてあって非常に利用しやすいお店でした。
堀に海水を引き込んだ珍しい”海城”「高松城址/玉藻公園」
さて、とりあえず琴電に乗って高松築港駅へ向かいます。 琴電の高松築港駅はJR高松駅との接続駅でして(と言っても徒歩5分くらいは離れてる)、JR高松駅を出発する高松空港行きのリムジンバスに乗って高松空港へ向かいます。
…と言ってもまだ予定のバス便まで2時間程度余裕があったので、前から気になってた高松城址へサクッと寄り道に行くとします。
十何年前の宇高航路で四国初上陸した時からお城らしきものがあったのは知ってたんですが、実際に中まで入ってみるのは今回が初ですね。
高松城は1578年に、豊臣秀吉が治めた讃岐国の国主として生駒親正が築いた城で、現在は一部の建造物や石垣や堀を残して「玉藻公園」として整備されています。
琴電 高松築港駅はこの高松城址とほぼ一体化しているくらいの近さですし、JR高松駅からも徒歩約5分なので高松駅周辺のお手軽歴史スポットの1つとなっています。
まぁワタクシはあまり歴史とか城とか詳しくないんですが、数ある城の中でも珍しい特徴を挙げるとすれば海水を直接堀に引き込ませている”海城”となっています。
自分が行った経験のある城で言えば今治城と同じタイプの城でして、こういう海城は全国にも数か所あるそうですが、これほど大規模な海城としては高松城がとても有名だそう。
現在は天守は無くて石垣のみとなっていて、ちょっと高い位置から高松城址を見渡す事ができます。
先ほど天守に向かうために渡った鞘橋(さやばし)は当時は天守に渡る唯一の橋でして、敵襲時には破壊して城に籠城する前提で作られたもの。
こちらは2022年に復元された桜御門。 さすが直近なだけあって真新しさが半端ないですね。
他にも立派な庭園がある披雲閣など見所は色々あるんですが…
個人的にはお城で鯛にエサやりができるというのが結構面白かったかなと。 これは海水をお堀として取り込んでいる高松城址ならではの体験じゃないでしょうか。
料金:入園料200円
バイク駐輪場:東門(大手門)入口に無料駐車場【地図】あり。若干の二輪スペースありor四輪と共用
・駐車場は東門の開放時間(4月~10月…7:00~18:00/10月~3月…8:30~17:00)まで
見学時間:西門は日の出~日没までで毎月時間が変わります。詳しくは公式HPを参照
定休日:12月29~31日
HP:高松城【玉藻公園】
【訪問時期:2023年5月/最終更新:2023年11月】
★Googleマップで【高松城址/玉藻公園】を見る★
四国一の高層ビル「高松シンボルタワー」は誰でも無料で展望台に入れる!
さて、まだ若干の時間の余裕があるので高松駅周辺で一番目立つビル、「高松シンボルタワー」に行ってみます。
こちらも初四国上陸時よりずっと気になっていたけど、中々じっくり散策できなかった所だったんですよね。
高松シンボルタワーはJR高松駅周辺の商業エリア「サンポート高松」の中核となる施設でして、高さは約151mと四国では最も高いビルとなっています。
低層階にショッピングモールや芸術ホールが、高層階はオフィスや展望台となっていますが、実はその展望台は無料で誰でも見学ができるそうです。
えー、そうだったのか…逆になんで今まで気にしてなかったんだろと思えるくらいスルーしてました。
そんな訳でサクッと29階の展望台まで移動。 写真は取り忘れましたが、展望台までは1階のエレベーターホールへ行き、30階まで行けるエレベーターに乗って29階に行けばOK。
なお、目の前の階段を登れば30階ですが、30階はレストラン専用フロアとなっているので展望台のみの目的なら29階がメインとなります。
29階に戻って改めて目の前の景色を見てみると、どうやら西側の方角、JR各線の線路と五色台方面が見渡せます。
見学できる範囲はエレベーターホールだけかなーと思ったらさらに道は続いていて、意外と開放的な展望フロアが整備されていました。
ベンチも多く設置されていて、窓際にテーブルスペースもあったりとじっくり景色を眺めながら快適に時間を潰すことも出来そうでした。
割と広範囲の方角の景色を見ることが出来まして、こちらは高松港方面。 小豆島など瀬戸内海の各島を結ぶフェリーやクルーズ船などが発着しています。
写真右下の建設中のドーム?のような施設は「あなぶきアリーナ香川」という多目的アリーナだそうです。
JR高松駅より県庁方面。 JR高松駅は行き止まりの終着駅なので高松駅に向かう路線はすべてここで途切れています。
先ほどよりやや東側の高松市街地方面。 辛うじて市街地が見渡せるくらいの展望範囲でして、北東側はフロアの都合上あんまり見れなかったかと。
もうちょい拡大してみると、高松三越前のガラスドームの屋根や瓦町駅の「瓦町FLAG」など市街地を代表する建物が見えます。
さっきまでウロウロしていた高松城址も全景がハッキリと見渡せました。
いやぁ、これほど眺めのいい展望スペースが無料でしかも駅前にあるなら行かない手は無いかもでして、なんなら旅行の手始めに街の様子を見るのもいいですし、自分みたいに最後のハイライトとして高松の街を眺めるのも良い締めになったと思います。
料金:見学無料
バイク駐輪場:当ブログの「高松市中心部の大型バイクOKの駐輪場一覧」を参照
営業時間:展望室は10:00~17:00。期間限定で夜間開放(大体21時まで)を開催している場合あり
定休日:不定休。下記HPより最新の営業スケジュールが乗っているので確認
・休業日でもエレベーターホールのある29階西側のみ見学可能
HP:高松シンボルタワー
参考HP:マリタイムプラザ香川(1~3階の商業施設・29~30階の展望台とレストランを運営)
【訪問時期:2023年5月/最終更新:2023年12月】
★Googleマップで【高松シンボルタワー】を見る★