荒々しい海岸に削られた岩礁地帯
足摺岬と並んで高知の岬を代表する室戸岬は度々台風が上陸することもあって荒々しい波が特徴的な岬です。
周囲はそんな荒波に削られた奇岩が多く散らばっていて、散策道を歩いて観賞することが出来ます。
室戸岬に行くには国道55号線をひたすら南下しないといけないので、かなり時間がかかります。 室戸岬をパスするルートを進むライダーも結構多いのでは?
また、室戸岬に着いても駐車場や見所が点在していてどこに停めればいいのかわからないかもしれません。
さらに室戸岬にはこれといったランドマークがあまり無いのも今ひとつインパクトに欠けているかも。
まぁそんな訳で適当な駐車場にバイクを停めてそれとなく遊歩道を歩いて海岸に出て見ると周囲のあちこちにゴツゴツとした岩場があります。
そんな岩場の中でも目立っているのがこのビシャゴ岩。 マグマの地層が固まって垂直に変動したものだそうです。
そんな奇岩を巡るように散策道がしっかりと整備されているので、時間をかけてじっくり回るのがいいと思います。
海岸線に無骨な石橋があったりとちょっとしたことながら興味引かれる風景が多いです。
弘法大師行水の池 修行の際に行水した池で、ここの周辺に奇岩が目立っています。
国道に戻って山側には五所神社の御厨人窟(みくろど)があります。 四国八十八ヶ所番外霊所の1つなので八十八ヶ所巡りの参拝者も多く訪れます。
御厨人窟の入口 弘法大師が青年時代に居住していた地とされ、洞窟からは海と空しか見えなかった事から「空海」の法名を得たとされる地です。
また、室戸岬の山側にはちょっとした売店と展望台があって、自由に登ることが出来たので登ってみることに。
展望台から見下ろす室戸岬。 国道55号とさっきまで奇岩散策をしていた室戸岬を一望できます。
展望台のすぐ近くに中岡慎太郎の像があってちょっとビックリ。 同じ高さから真横姿を見られます。
僕が散策したのはこのくらいで、時間をかければもっといろんな名所を巡ることが出来ると思います。 ここは事前にHPでチェックして、行きたい所を定めてから行った方が楽しめると思います。
案内:国道55号沿い、小規模な駐車場が道沿いに点在しています
料金:散策無料
バイク駐輪場:各所無料/四輪と共用
見学時間:自由
所要時間:40~90分
HP:室戸市/室戸岬周辺マップ
↑ホームページ先のPDFファイルに駐車場の位置が記されています
・室戸世界ジオパーク
【訪問時期:2013年5月/最終更新:2020年5月】
★Googleマップで【室戸岬】を見る★
・マーカーの位置は中岡慎太郎像前の駐車場です