霧多布湿原と太平洋を見渡す大パノラマ!
琵琶瀬展望台は北太平洋シーサイドライン(道道123号線)の道中にある展望台で、霧多布湿原を見下ろす絶景スポットです。
展望台の施設としては広めの駐車場にトイレと売店もあり、やや観光地化されていますが、ここからの霧多布湿原は釧路湿原を凌ぐほどの湿原らしい景色を見ることができます。 正直見た目のインパクトは釧路湿原のどの展望台からの景色よりも、琵琶瀬展望台からの景色の方が上のように感じられました。
琵琶瀬展望台から霧多布湿原 霧多布湿原は国内3番目の広さを持つ湿原で、上の写真のとおり湿原の中を琵琶瀬川がゆったりと蛇行しているのが特徴です。
霧多布という地名はアイヌ語で「芽を刈るところ」という意味の「キータプ」から由来していると言われていますが、「霧多布」の文字通り非常に霧が発生しやすい地域でもあります。
この霧多布湿原を見て僕が驚いたのが、湿原のど真ん中である琵琶瀬川のすぐそばに集落が築き上げられていること。 なぜこんなところを宅地開拓したのか、大雨で川が氾濫したりしないのかと色々不安になってしまう光景です。
まぁ遠巻きに見るとそう見えるだけで、近くに行けばそれほど心配することじゃないかもしれませんけどね。
霧多布湿原の観光スポットは琵琶瀬展望台の他にも、MGロード沿いの霧多布湿原センターや湿原内を散策できる木道などがあります。 時間があればこの広大な湿原を徹底的に体感してみたいものです。
霧多布湿原の反対側からは太平洋の大海原が見渡せます その一角にドーナツのように真ん中を繰り抜かれた岩があります。
これは窓岩と呼ばれていて、以前は2つありましたが90年代の釧路沖地震のときに崩落したため、現在は1つしか残っていません。
北太平洋シーサイドラインの中でも一番オススメの展望台ですのでぜひ寄ってみてください。
案内:道道123号線沿い案内板あり、すぐにわかります
料金:無料
バイク駐輪場:無料,四輪と共用
見学時間:24時間
所要時間:約30分
【訪問時期:2011年9月/最終更新:2019年3月】