吉野家の新業態「でいから」は「吉野家のからあげ」と何が違うの?
今年の4月に国道246号沿いの吉野家が、から揚げ専門店の「でいから」という吉野家の新業態のお店に変わりまして、気にはなってたんですが今回ようやく行くことができました。
訪れたのは「でいから 246号線厚木妻田店」です。
夜だからわかりにくいかもですが、真っ赤な看板と真っ赤な建物が非常に目立ちます。
そもそも「でいから」は吉野家が新業態として立ち上げた唐揚げ専門店でして、2024年12月に横浜市内に1号店がオープンしました。
で、2025年9月現在、1号店である「環状4号線下瀬谷店」と今回紹介する厚木妻田店の2店舗しかなく、非常にレアなお店と言えるでしょう。
新業態を立ち上げてそろそろ1年経ちそうですが意外と店舗は少なく、これからじわじわ店舗を増やしていくのかひっそり終わってしまうのか
店内の雰囲気、メニューなど
まずアクセスですが、このへんの店舗としては珍しく有料駐車場となっていまして、店舗利用で60分無料ですが、日中の料金が異様に高いのでうっかり60分超えないようにしましょう。
関係ないかもですが、すぐ近くには家系ラーメンの超有名店「厚木家」があるのでそういう対策ですかね?
また、規約をよーく見てると土日祝は800円以上お買い上げが条件となってまして、通常の定食とか頼めば到達する額ですが、後述する朝定食とか800円いかないかもでして、その場合もサービス券くれないのかな?
そして駐輪場はあるにはありますが、たとえガラ空きでも中型~大型バイク利用としてはかなり使いにくそうでして、停め場所に困りました。
駐車場も感知式の有料駐車場なのでバイクも使えるか不明でして、結局空いてるスペースに停めちゃいました。
どうするのが正解だったのでしょう。 無理やり駐輪場に停めろというならワタクシはもう行かないですが。
さて店内に入りました。 店内はUの字状のカウンター席と2人掛けのテーブル席が8席ほど。 さすがにリニューアルされてキレイでした。
注文は今どきの吉野家らしくタッチパネルでの注文方式ですが、メニュー表もありました。
で、今回は「でいからと吉野家のからあげと何が違うの?」という疑問をメインにやっていきたいと思います。 とりあえずスタンダードとなる「でいから定食」は4個入りで847円でして、吉野家の「からあげ定食」844円と、この時点で「でいから」が3円分劣っています。 大丈夫かでいから!
他には「一番ダレ」とか「ネギ辛甘醤油」などバリエーションが若干多めではあるかな?
※画像:吉野家公式HPより
まぁ吉野家の唐揚げも味のバリエーションは頑張ってはいますが、「でいから」「吉野家」それぞれ違う味付けの唐揚げがあるので少しは差別化できてるかなと思います。
あと大きな違いといえば、種類豊富なおにぎりがあることでしょうか。 これは吉野家と言うか牛丼チェーン系全体として見ても、ほとんど見なかったメニューではないでしょうか。
あと朝定食もありまして、中には吉野家と似たような朝定食もあるものの、「朝から定食」だと770円でちょっとお得になるのが良いかもですね。
そして、定食のご飯は大盛・昔話盛とやらが無料で変更できるのでありがたい。
…ですが、吉野家の定食はごはん大盛とおかわりが無料(一部店舗を除く)なので実質ほぼ互角、むしろ「でいから」はおかわり有料な時点で劣ってるかもしれません。
ただ、「でいから」の定食のごはんは追加料金でおにぎりに変更できるので、そういうところでオリジナルさを出しています。
ただまぁボリュームがちょい少なくなっちゃうので、今回はおにぎりはスルーの方向で。
でいから定食 847円
そんなこんなでまずは、吉野家のからあげと何が違うのかわかりやすそうな、でいから定食 847円にしました。
ごはんはサイズアップ無料で一番ボリューミーなサイズの「昔話盛」にしてみましたが、確かに昔話に出てきそうな山盛りごはんでやってきました。
が、茶碗は吉野家の並盛どんぶりより小さい茶碗なので、実質牛丼チェーンの大盛~特盛の間くらいのボリュームかなと思います。
そこまでデカ盛りではないですし、先ほど申した通り吉野家と違っておかわりは有料(100円)なので、コスパ良く満腹になりたいなら迷わず「昔話盛」にしましょう。
それはそうとメインの唐揚げですが、ぱっと見は吉野家の唐揚げと同じような。 見た目の揚げ具合も大きさもほぼそっくりでございます。
強いて言えばキャベツの千切りが粗めで硬いくらいでしょうか? まぁシャキシャキのキャベツはワタクシ好きなので問題なしですが。
まぁキャベツは置いといて、食べてみると・・・。 ん?
味付けが吉野家の唐揚げとはちょっと違いますね。
吉野家の唐揚げはしょうがのタレに漬けこんでいるのか、かなりしょうがの風味が効いた味ですが、「でいから」の唐揚げはしょうがの風味はほとんどなく、いい意味で王道の醤油味の唐揚げでした。 個人的に吉野家の唐揚げはチェーン店の唐揚げの中ではトップクラスに好きなんですが、あのしょうが風味は好き嫌い分かれるかもしれません。
が、「でいから」の唐揚げはたぶん万人受けする味でして、確かに日常的に食べたい唐揚げといったら「でいから」の唐揚げかと思います。 汁物はみそ汁ではなくわかめスープとういうのも「でいから」ならではでしょうか。 吉野家のみそ汁ってちょっと薄味で微妙だったので、いっそこれでいいかもと思いました。
そしてメニュー写真には無かった謎の壷を開けてみるとなんと、お新香がたっぷり入ってまして、食べ放題となっていました。
しかもサービスの割には具沢山でクオリティが高く、お新香だけでもご飯がいけそうなくらい美味しかったです。
なんならこのお新香を食べたいだけのために吉野家をスルーして「でいから」に行く価値があるといっても過言ではないかも。
あとこれは気づかなかったワタクシが悪いかもですが、テーブル席には卓上調味料が一切無しでして、味変無しでご飯を食べてましたが、会計時にレジ横にセルフで持っていく醤油や七味等の調味料が置いてある事に気づきました。
入店時にチラ見したのかもですが、完全に失念していました。
セルフ式なのは良いとして、せめてタブレットの棚らへんにテプラで案内してくれれば気づいたかもですが…
その他/良かった点・気になった点
そんな訳でまだ全国に2店舗しかない吉野家のからあげ業態「でいから」でして、サービス云々で違いもありますが、そもそも唐揚げの味付けが違ったというのは大きな収穫でした。
吉野家のしょうが風味の唐揚げも「でいから」の醤油風味の唐揚げもどちらも美味しいですし、あのサクッとした軽い食感の衣と肉汁あふれる大きめの鶏肉なのも、吉野家からあげの良いところを引き継いでいると思いました。
一方、価格はほぼ同じに対してご飯おかわり有料だったり、吉野家だったらあるハズの「YAHOO」や「スマートニュース」等のアプリクーポンが無いというのも今のところ吉野家に劣っている点かなと(会計後にちょっとしたクーポン券もらったけど)。
まぁ吉野家の唐揚げは割とどこでも食えるので、ご近所でしたら1回は「でいから」の唐揚げと食べ比べてみるのもいいんじゃないかなと思いました。
◎お新香が壷ごと提供で食べ放題、しかも美味い
〇レパートリー多めの唐揚げメニュー
〇牛丼チェーンでは珍しい、おにぎりが種類豊富
〇定食はごはん大盛・昔話盛が無料、追加料金でおにぎりに変更可
・汁物はみそ汁ではなくわかめスープ。これはこれでアリかと
・朝食メニューあり
△駐輪場がやや狭い。バイクはきついかも
△卓上調味料はレジ横に集約されていてセルフ式、わかりにくい
・(吉野家と違って)ごはんおかわりは有料
・値段は吉野家よりほんのちょっぴり高め
・(吉野家と違って)アプリクーポンが無い
「でいから 246号線厚木妻田店」 詳細
・国道246号平塚行き側、相模原行き側からは「妻田」交差点を右折後すぐ左折
料金:でいから定食 847円
バイク駐輪場:店舗入口前に駐輪場はあるがかなり狭い。自転車と共用
・駐車場は感知式の有料駐車場(日中は30分毎800円/店舗利用で60分無料)
営業時間:4:00~翌1:00
・朝食メニューは4:00~11:00
定休日:年中無休
HP:でいから
【訪問時期:2025年9月/最終更新:2025年9月】
★Googleマップで【でいから 246号線厚木妻田店】を見る★