石油の匂い漂う「油風呂」の温泉
豊富温泉は稚内から南に40㎞程離れた所にある温泉町で、1926年(大正15年)に石油の試掘をしていた際に天然ガスと共に温泉が湧き出たことから始まり、現在はホテルや旅館や湯治目的の長期滞在施設など10件ほどがある小さな温泉街になっています。 そんな石油の町から湧き出た温泉だからか少し石油が混じっているので、石油の匂いが強くて湯船に石油らしき油が浮かんでいるのが特徴的です。 豊富温泉街内の一部ホテルでは日帰り温泉もやっているそうですが、僕が訪れたのは豊富温泉エリアでは唯一の日帰り温泉専門施設「ふれあいセンター」です。 館内にはちょっとした売店やレストランもありました。 このレストランのジンギスカンがメッチャ美味しそうでしたが、当時はお腹いっぱいの状態だったのでスルーしました。 でも気になる・・・ ふれあいセンターの温泉は一般用と湯冶用の2つあります。湯冶用は源泉かけ流しの油分が強めの温泉ですが、主に皮膚病を持った人が長期で入る為の施設なので一般用の温泉に入ります。
お風呂の写真はさすがに撮ってないので豊富温泉のHPを見てもらいたいのですが、露天風呂なしで内風呂と洗い場のみのシンプルな設備。
浴場はかなり強めの石油臭がプンプンしていて、いかにも効きそうな感じがします。 お湯は濁りのある黄土色で表面にはうっすらと油が浮いてるのがわかります。
そして桶や風呂イスなど至る所に温泉成分がこびり付いて黄ばんでいます。 これでも加水してるとは・・・ お風呂出る前に軽くシャワーをしても体に石油の匂いが少し残るので、服に移っても大丈夫な服装で。
硫黄臭の温泉は数あれど、石油臭の温泉は中々貴重だと思います。万人受けする温泉ではないですが、どんなものか一度入ってみるのもおすすめです。 ちなみに2階は漫画や無料インターネットもある休憩所になっているので風呂上りにちょっと仮眠をとるにも便利です。
料金:510円(毎月26日は250円)
バイク駐輪場:無料、四輪と共用
営業時間:8:30~21:00(20:30受付終了)
※2階の休憩所は8:30~19:00
定休日:元日・4月10日前後の4日間(整備日)
HP:豊富温泉公式HP
※日帰り温泉可能のホテルも上記HPで紹介されています(500~800円)。
【訪問時期:2017年9月/情報更新日:2018年6月】