落石のため立ち入り制限、一の滝まで。
カムイワッカ湯の滝は知床五湖などにアクセスする道道93号線の終点にある滝で、知床連山の硫黄成分が川に流れ混んでいる為、滝そのものが温泉のようになっています。
以前のカムイワッカ湯の滝は日本最後の秘境として多くの観光客が押し寄せて賑わっていたそうですが、知床が世界遺産に登録された辺りから立ち入り規制を強化して、シーズン中はシャトルバス以外での通行は禁止するマイカー通行制限を行うようになりました。
また、2011年頃から落石の危険があるため、四の滝まであった滝つぼの一番手前側、一の滝付近から先は立ち入り禁止になっています。
ここまで!
で、元々カムイワッカ湯の滝は上流(四の滝方面)に行けば行くほど温度が高くなっています。
一の滝辺りでの水温は30℃程度。 温水プールよりも低い温度なので、とてもではないですが温泉に入る感覚ではないです。
間違っても「温泉に入りに行く」感覚で行くのはやめた方がいいでしょう。
また、毎年8月上旬から下旬のシーズン時にかけてマイカー規制が敷かれているので、規制時は知床自然センター (地図)にバイクを置いてシャトルバス(往復1300円)に乗る必要があります。
マイカー規制が解除されていたとしても、片道約10㎞のダート道を走ることになります。 路面はおおまかにフラットですが、普通に山道なのと距離が長いのでオンロードだとかなりキツイかと。
さらにカムイワッカ湯の滝の駐車場に到着してその先、一の滝まで沢登りです。 特に遊歩道の整備はされてないので、川の中を這うようにして登って行きます。これを・・・登るのか・・・
沢登り経験者にとってはなんてことないかもしれませんが、普通のライダーや観光客が普通の観光感覚で進むと大怪我をしてしまうかもしれません。 少なくとも動きやすい服装と、滑りにくい靴は必須ですね。
まぁ登りはいいんですけど、下りのほうが結構怖かったです。 転落にはくれぐれも注意してください。
とまぁ、カムイワッカ湯の滝に行くまでかなりのリスクと制限があるにもかかわらず、温泉に入れないし、普通に沢登りなだけ、と考えると無理して行く価値があるのかな? と思いますね。
一の滝よりも先に進めた時代ならまだしも、立ち入り制限やマイカー規制&シャトルバスまで駆使してまで行くようなとこじゃないです。