◆村田屋＆長浜ラーメン　(神奈川県相模原市)

JR相模原駅から南に進むと国道16号線に差し掛かるんですが、そのさらに一本直進したところに通称「ラーメン通り」と呼ばれる道があります。　スーパー三和などが入っている商業施設が目印。

その名の通り、この通り及びその周辺だけ異様にラーメン店が多かったことから名づけられた通称なんですが、どうもここ数年は閉店や移転が相次いでさほどラーメン店は残っていません。

そんな中でまだラーメン通りに残っている有名店が「長浜ラーメン」と「村田屋」です。　まずは長浜ラーメン 相模原店から。　店名はまんま「長浜」なんですが、本場福岡の長浜ラーメンとは全く別物です。 店内はL字カウンターとテーブル席が3席と標準的なラーメン店の内装ですが、全体的にお世辞にも綺麗とは言えず。　べた付く床やテーブル、使い古して黒ずんでる水ピッチャーなど、綺麗好きならば遠慮しておいた方がいいかもしれないレベルで汚いけど、かなりの有名店です。　標準の醤油ラーメン 600円を注文。　クタクタに煮込まれたチャーシューと味付玉子(半分)が美味しそう。 前述のとおり、本場長浜ラーメンとは全く別物の味ですが、これはこれで濃厚なとんこつ醤油ラーメンとして美味しいです。　ただ、スープに独特な甘さと言うかまろやかさがあるので、これがかなりクセの強い味なのでここで好みがわかれると思います。　味噌ラーメン 700円も食べたことあるんですが、これもまた独特なクセのある甘さが目立つ味噌ラーメンです。　最初食べた時は病み付きになるほど美味かったんですけど、最近は「もういいかな…」と飽きてしまいました。　でもハマる人はハマる味だと思いました。 ちなみに平日20時まで小ライス(100円)が無料で付いてきます。　そんな「長浜ラーメン」のすぐ向かいにあるのが村田屋です。　相模原市民ならまず知っているラーメン店の1つ。 店内は長浜ラーメンと同じくL字カウンター+テーブル2席(3席だったかな？)で、長浜ラーメンほど汚くはないです(笑)　通常のラーメンに黒マー油を足した黒らーめん 600円。 こちらも九州風のこってり豚骨ラーメンで、強いて言うなら熊本ラーメンのスープに近いかな？　熊本ラーメンと言い切れない全くの別物ですが。 こちらも長浜ほどではないものの少々独特な甘みがあるラーメン。　しかし、こちらの方が普段使いに食べても良いくらい飽きのこない味です。 箸でつまむと崩れるほど柔らかいチャーシューが美味しいです。　これで600円なら最近のラーメン店にしてはかなり良心的な一杯ではないでしょうか。

営業時間も長浜ラーメンは翌5：30、村田屋は翌5：31と無駄に張り合って夜遅くまで営業しているので深夜ツーリングにも良いかもしれません。