【食】 一福とJR枕崎駅 ★★★☆ 【枕崎市】

九州・沖縄
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ランチには枕崎産海鮮物を手頃な料金で

 JR最南端終着駅である枕崎駅のすぐ近くに、枕崎産の海鮮物を中心に扱う和食屋の「一福」があります。

 「一福」は枕崎産かつおを中心に扱った会席料理や定食などを1000~3000円台で出している本格的なお店ですが、ランチには690円で定食が食べられるので手軽に入りたいならランチの時間帯がオススメです。

 店内はいかにもな和食料理屋さん。小上がりの座敷テーブルや座敷部屋がメインですが、カウンター席もあります。 注文したのはこちらのオススメだというとろ鰹の腹皮定食 690円(当時)。 色々小鉢がついていてこの料金は安い。

 腹皮(写真右上)とはかつおの腹の皮・・・ではなく、かつおの腹側の肉の部分で一番脂が乗っていておいしいとされている部位で、地元では昔から酒のアテに好んで食べている枕崎名物です。

 一福の腹皮定食はその腹皮をシンプルに塩焼きにしたもので、ご飯との相性は抜群。 なるほど、これは確かに酒が欲しくなる・・・けど当然バイクに乗るので飲めず。
 脂が乗ってるかつおと適度な塩っ気がおいしい腹皮定食。 けど、欲を言えばメインのボリュームが少し乏しいのでもう一切身あれば・・・ってとこだけど、まぁ手頃な値段なのでそこまで文句言うことも無いですね。 一品料理も多いので何か追加するのもアリかも。

 2017年に再訪した時には、枕崎名物というビンタ料理と言うのが気になって注文しました。 ビンタ定食 950円。 1000円未満のランチながらも見た目の迫力がデカい!

 ちょっとグロい(笑)
 ビンタとはカツオの頭の部分の事で、枕崎ではこれを豪快に煮込んで調理するのが有名なんだそう。 ここでは味噌と生姜で煮込んで濃いめの味付けにしていました。
 しかし、一体どこに食べる部分があるのか。そもそもどのようにして食べるのが正解なのか四苦八苦して、結構汚い食べ方をしちゃいました。 僕にはまだこの料理を食べるには早かったのかもしれない・・・

 カツオの頭部には独特の苦い部分があったりと、大人向けな料理かなと思いました。 しかし小鉢もついてこれで1000円いかないのはやはりコスパは最強だと思います。

 ちなみに一福の目の前にはJR日本最南端終着駅の枕崎駅があります。 枕崎駅前のバスターミナル。 バスターミナルに堂々と「最南端終着駅」と書かれた建物がありますが、あれは枕崎駅ではなくただの観光案内所。

 本当の枕崎駅ホームはバスターミナル隣の薬局裏側の路地を進んだところにあります。 駅前はそこそこ発展してる割には意外にも駅舎も無く、無人ホームだけの枕崎駅。 時刻表を見ると1日6本(6往復)しか運行していない・・・

手書きの「JR最南端終着駅」の紙がシュールだ・・・この寂れ感はここでしか味わえない?


 そして2017年に再訪してみるとあの寂れた感じだった枕崎駅も大幅にリニューアルされていました。 今も相変わらず無人駅なものの立派な駅舎が出来上がっていて、かつての寂れ具合の面影は全然残ってませんでした。

 以前は駅舎すら無かった枕崎駅の駅舎

 以前よりもガッツリと「本土最南端の始発・終着駅」アピールしています。

しかしホームはどこか旅情を感じる寂れ具合が残ってる…気がしました。

◆ 一福 ◆

案内:県道266号、枕崎駅前バスターミナル沿い。 

料金:ランチ定食約10種それぞれ690円(当時),他
バイク駐輪場:無料、四輪と共用
・「一福」から10m南に契約駐車場あり(10台)

営業時間:11:00~14:30(L.O14:30)/17:00~20:30(L.O20:00)
定休日:不定休

HP:一福
参考HP:食べログ/一福

【訪問時期:2011年11月/2017年5月/最終更新:2019年10月】

★Googleマップで【一福】を見る★

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