多くの学生が亡くなったひめゆり学徒隊の慰霊碑
太平洋戦争で多くの死者が出て悲しい話もいくつかありますが、その中でもこのひめゆりの学徒隊の沖縄戦は非常に知られています。
ひめゆり学徒隊は沖縄県立第一高等女学校の生徒・教師240人による看護要員で、沖縄陸軍病院で活動していました。
アメリカ軍が沖縄本島に上陸し情勢が悪くなるとひめゆり学徒隊は病院を離れ、この地にある複数の地下壕へ分散して身を隠していました。
その後アメリカ軍は南へ侵攻して、この地下壕にもガス弾が放り込まれ多くの死者が出ました。 ひめゆりの塔はその中でも最も死者が多かった第三外科壕にあります。
第三外科壕にいた女学隊や負傷兵など96名(生徒46/教師5)のうち87名がガス弾により亡くなり、さらに脱出した3名が銃撃により亡くなりました。
最終的な死者はひめゆり学徒隊240名のうち生徒123名,職員13名が亡くなり、その名前はひめゆりの塔に刻まれています。
第三外科壕の他にもいくつかの地下壕が残されています。 これは何だったか・・・ この辺には沖縄制圧後にアメリカ軍がゴミ捨て場として利用していた「ガマ」もあるそうなので外科壕ではないかも?
ちなみに第一外科壕はここよりも少し離れたところにあるため、第一外科壕まで訪れる参拝者は少ないそうです。
敷地内には大きなガジュマルの木も また、ひめゆりの塔に隣接してひめゆり平和祈念資料館もあるので、もっと詳しく知りたい人は資料館をオススメします。
住所:沖縄県糸満市伊原671-1 国道311号沿い
料金:参拝無料
資料館入館料310円
バイク駐輪場:隣接する「ひめゆり会館」をはじめ、周辺お土産屋の無料駐車場を利用
見学時間:資料館は9:00~17:30(17:00受付終了)
・ひめゆりの塔は参拝自由
定休日:年中無休
所要時間:20~40分
HP:ひめゆり平和祈念資料館
【訪問時期:2011年6月/最終更新:2020年1月】