広大な遊水地は各所から散策可能
渡良瀬遊水地は栃木県栃木市を主体として、一部は群馬県・埼玉県・茨城県の4県にまたがる広大な遊水地で、日本最大規模の面積を誇ります。
元々は足尾鉱山から発生した鉱毒を沈殿させて無害化するために造られた遊水地で、現在は洪水被害を軽減するための一時的な貯水地として役割を果たしています。
本州以南最大の湿地でもあり、2012年にラムサール条約に登録されるなど、野生動物や湿地帯の植物の楽園となっています。
その為、渡良瀬遊水地は湿原散策の観光地として多くの観光客が立ち寄るスポットとなってるので、メインとなる渡良瀬貯水池(谷中湖)周辺には複数の駐車場があって、気軽に散策することができます。
ちなみにこの渡良瀬貯水池の形がハート形なのもちょっと話題で、恋人の聖地にもなっているのだとか。
今回はその中の1つ、道の駅「かぞわたらせ」にも近い中央エントランス駐車場からちょっとだけ歩いてみました。
渡良瀬貯水池には湖のほぼ中央を横断する道と北側から中央地点まで接続する道があり、湖のど真ん中を散策できるようになっています。
中央エントランス駐車場からだと湖の南西側の遊歩道からのスタートで、対岸の北東側遊歩道出入口か、中央の分岐点から北側への遊歩道出入口まで散策できます。
かなり幅広な散策道ですが貯水池内は全車両通行禁止なので、徒歩での散策となります。 すべて散策するとなると1~2時間以上はかかってしまうので、今回はちょっとだけ歩いてみました。
散策道はこのように湖を分断するかのように幅広な道が一直線に続いていて、(歩道とはいえ)まるで北海道の直線道路にも似ているかのような解放感があります。 周囲も平野が広がっていて標高の高い山がそんなに多くないのもいいですね。
ちょうど東西の遊歩道と北側への遊歩道の交差付近はちょっとした広場になっていますが・・・
本当に広場って感じで特にこれと言った見どころはないかな? どちらかと言うと地元の人のお散歩スポットと言った雰囲気で、のどかでのんびり散策するにはいいかと。
湿原植物に興味ある人だったらまた違う見方で楽しめるかも。 しかしながら、こうやって湖のど真ん中を散策できるっていうのも関東近郊では中々貴重な散策スポットだと思います。
どうやらちょっとした展望台や公園設備が充実しているのは遊歩道北側のエリアだそうなので、ちょっと高い所から貯水池を見渡したい!というなら北側の駐車場へアクセスするといいでしょう。
料金:散策無料
バイク駐輪場:各所無料/四輪と共用
今回訪れた【E・F】中央エントランス駐車場の他に、【C】子供広場ゾーンと【D】谷中村史跡保全ゾーン駐車場【地図】や、【B】親水多目的ゾーン駐車場【地図】など複数あり。
・遊歩道東側入口【地図】にも若干の駐車スペースはあるものの、整備用の道路を通行するためあまりオススメはしません
◆見学時間
3月~10月:9:30~17:00
11月:9:30~16:30
12月~2月:9:30~16:00
・時間外は遊歩道の入口ゲートの閉鎖となり、遊歩道への出入りができなくなります
定休日:特になし
所要時間:1~2時間以上
HP:渡良瀬遊水地
【訪問時期:2020年3月/最終更新:2022年3月】