築地市場豊洲移転後も築地場外市場は健在
築地市場は言わずと知れた東京最大級の規模を誇る市場でしたが2018年に豊洲市場に移転した事により、現在築地市場は解体されています。
しかし隣接していた築地場外市場は引き続き営業している店舗も多く、現在も変わらず賑やかな市場となっています。
海産物の取り扱いが多い築地市場なので当然ながら場外市場も海産物がメイン。 しかし訪問時(2018年)はインバウンド最盛期だったこともあってか、どの海産物も軒並み高額でとても手が出せない値段設定ばかりのお店だらけでした。
海鮮丼でも3000~4000円はゆうに超えるものが当たり前で食べ歩き用のホタテやエビなどは1つで1000円以上のものばかりでして明らかに観光地価格ばかりのものだらけでした。 外国人観光客ならそれでもお金出すんだろうけど、いくら観光地とは言えこの値段設定は無いかな。
そんなわけで早々に海産物は諦めて、海産物の次に築地場外市場で有名だと思う名産物である玉子焼を食べてみました。
築地場外市場には玉子焼専門店が数多く点在していて、持ち帰り用の厚焼き玉子の他にその場で食べられるサイズの玉子焼きが100円台で売っているので食べ歩きに最適なグルメの1つとして定着しています。
僕もこの時に2店舗くらいで玉子焼きを食べたんですが、関東特有のちょっと甘めの味付けの玉子焼きが基本でして、弾力のあるしっかり焼きあがった厚焼き玉子なのが特徴でしょうか。
ごはんと一緒に食べるなら関西では主流のだし巻き卵の方が好きなんですが、食べ歩きとして玉子焼きだけで食べるというなら甘めの厚焼き玉子もアリかと思いました。
料金:散策無料、玉子焼き(食べ歩き用)100円台から
バイク駐輪場:周辺には特になし
・東京都道路整備保全公社/s‐parkにて周辺のバイク駐輪場が検索できます
営業時間:店舗によって異なるのでこちらの公式HPを参照
所要時間:約90分
HP:築地場外市場
【訪問時期:2018年1月/最終更新:2022年8月】
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本当に仏教のお寺!?異様な外観の築地本願寺
そしてもう一つ、築地のシンボルと言えば築地本願寺です。
1617年に京都・西本願寺の別院として浅草付近に創建されましたが、明治の大火により焼失。 江戸幕府の区画整理によって再建することが出来ずに、当時海だった場所を埋め立てて完成した土地に再建することになりました。 それが現在の築地となります。
先ほど紹介した通り築地本願寺は京都・西本願寺を本山とする浄土真宗本願寺派のお寺なんですが、築地本願寺の最大の特徴はこの仏教のお寺とはとても思えない本堂の建物でしょう。
現在の本堂は1923年の関東大震災によって焼失したのち1934年に再建されたものですが、まるで中東のモスクのような外観でして、西本願寺とも、そもそも日本の仏教のお寺としては非常に異質な見た目となっています。 この本堂の設計者である伊東忠太(1867~1954)は建築研究の為にアジアをはじめとした仏教伝来のルーツを現地にて学び、仏教発祥の地であるインドの寺院をモチーフに作り上げた建物です。
インドの寺院由来の建物ながらも日本の仏教の伝統要素も取り入れた、築地本願寺にしかない建築様式とのことで建物自体が世界中から評価されています。
ちなみに西本願寺や浄土真宗大谷派の東本願寺など、浄土真宗のお寺では御朱印が貰えない場合がほとんどでして、ここ築地本願寺も御朱印の授与は行っていません。 理由は上の写真通りでして、代わりって訳ではないですが記念スタンプ的なのはありました(笑)
築地本願寺の内部の写真は撮ってないのか撮影禁止だったのか見つからなかったんですが、外観のみならず、内部もステンドグラスがあったりと非常に造りが細かい本堂となっているので、お寺に興味がある人はもとより、建築物そのものに興味がある人は是非行ってみるといいでしょう。
料金:参拝無料
バイク駐輪場:参拝者専用の駐車場・駐輪場あり(無料)【地図】。築地本願寺の南門・月島行き側からアクセス、係員の指示に従って駐車
参拝時間:6:00~16:00
定休日:特になし
所要時間:約30分
HP:築地本願寺
【訪問時期:2018年1月/最終更新:2022年8月】
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