【撮】 忍野八海 ★☆ 【忍野村】

関東甲信越
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観光地化が残念。ただただ小さな池の集まり

 忍野八海(おしのはっかい)は富士山北東部に位置する忍野村にある湧水群で、世界遺産富士山の構成資産の1つとして世界遺産に登録されています。
 その名の通り周辺は富士山雪解け水の湧水によって形成された8つの池「八海」を巡る散策路となっていますが、正直、どの「八海」も見所に欠けるのに何故か…何故か大量の観光客が押し寄せている謎スポットとなっています。

 人通りの多い忍野八海の中でも中心地にあり一番賑わっている池がありますが、これは「八海」の1つではなく観光目的で作られた人造池です。 この記事を作るまで気づかなかった・・・紛らわしい。

 これはちょっと写真写りが悪いですが、確かに透明度はかなりのもので水深8mの底までハッキリと見えます。 他の八海も池の透明度自体はさすが富士山の湧水と思わざるを得ないほど透き通っていて綺麗なんですが、それ以外はフツーの池なんですよね。

 これは忍野八海の1つ湧池(わくいけ)で、中心地の人工池のすぐ近くにある池です。 ですが、観光客の皆さんは世界遺産の八海そっちのけで人工池の周辺で記念撮影していたり、周辺の土産店で食事をしていたりで、さほど忍野八海自体には興味なさげ。

 その他にも八海を成す池が周囲に点在していますが、どれもパッとせず皆さんほとんど見向きもしません。 僕もちょっと寄り道程度で立ち寄っただけなのですべては見てないですが、ホントそこらにある池、と言う印象しか持ちませんでした。

 それ以上に八海で無い池の周囲が無駄に観光地化されていて、大きな土産屋や軽食店が密集。 本来の八海がオマケ程度な扱いにされているのもとても残念です。
 そこにアジア系の団体バスを含めて多くの観光客でゴチャゴチャしていて、根本的な魅力を潰されているとしか思えない場所でした。
 訪問日は日曜でしたが、平日に来れば少しは侘び寂びを感じられるのかな・・・?
 観光地化されて本来の魅力が失われてしまう場所は多くありますが、ここも間違いなくその一つだと思います。

 また、専用の駐車場は整備されておらず周辺の民間の有料駐車場を利用する流れになりますが、数百円とは言えお金払ってまで行く価値があるのか・・・?

 と、いう訳で無駄に知名度があるだけで、忍野八海自体を見に行く価値はほとんどありません。 忍野八海自体はどうでもよく、土産屋巡りや人気スポットにただ立ち寄りたいってだけならアリかもしれません。

◆ 忍野八海 (おしのはっかい)
住所:山梨県南都留郡忍野村忍草 国道138号から県道717号「忍野」方面へ
料金:散策無料
バイク駐輪場:有料(100円~300円程度)
・忍野八海周辺には土産屋併設の有料駐車場が点在していて、バイク料金を設定している駐車場もあります。【忍野村観光協会/駐車場】を参照

見学時間:見学自由。駐車場は24時間の所もあるが大体は夕方頃に閉店
HP忍野村観光協会/忍野八海
所要時間:約1時間
【訪問時期:2012年12月/最終更新:2021年9月】
★Googleマップで【忍野八海】を見る★

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