【撮/他】 身延山 久遠寺 ★★★★ 【身延町】

関東甲信越
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断崖絶壁のような大階段に挑戦!

 身延山を山号とする久遠寺(くおんじ)日蓮宗の総本山として、身延町をはじめとした南巨摩郡を代表する観光地及び寺社仏閣の1つとして知られています。

  南巨摩郡は駅周辺から離れれば比較的商店の少ないエリアが多いのですが、久遠寺に続く参道にはお土産店が軒を連ねていて賑わっています。 久遠寺に隣接する形で身延山高校や大学もあり、さながら仏教の町のようになっています。

 そんなお土産商店街の道をひたすら進んでいくと大きな久遠寺 三門が見えてきます。 この三門から先は本格的な参道が続いています。

 ゴツゴツとした石畳の参道をしばらく進むと・・・

 今まで見たこと無いような絶壁の大階段が! この大階段は菩提梯(ぼだいてい)と呼ばれていて、登りきると涅槃に達するという意味があるそうです。 その段数は287段
 いや、今まで何百段もの階段のある道を歩いたことはありますが、見た目のインパクトと言うか絶望感ではここがダントツだと思います。

 階段の段数だけで言えばめちゃくちゃ多い段数ではないんですが、ここの階段の特徴は何といっても一段一段が高い上にものすごい急勾配

 横から見るとこんな感じ。 7割くらい登るともう体力も限界に近づいていて、手すりをしっかり握って全身の筋肉を使って這い上がるように登るような感じになってしまいます。

 てっぺん付近から見下ろすものなら足がすくんで転げ落ちそうなくらい恐ろしい階段です。 …どちらかと言うと下りの方がヤバさ度が増しているような。 高所恐怖症にはおススメできないかも。

 ちなみにこの菩提梯の大階段を登る観光客は少数派で、山門裏にある無料駐車場は収容台数も少なくてマイナーな扱い。 大半の観光客は久遠寺西側の道を登った先にあるせいしん有料駐車場を利用するようです。
 せいしん駐車場には無料で利用できる斜行エレベーターなるものがあり、ちょっとおもしろい体験もできるのでこれはこれでアリかと。

 係員や時刻表などは無く、エレベーターのように自分で乗車ボタンや行先ボタンを押して操作する仕組み。

 さらにはもう一か所大階段を登らなくて済む無料駐車場もあるので、大階段をパスしたい人はどちらかの駐車場からアクセスするべし。

 そんなこんなで途中休憩を入れつつなんとか到着。 画像に写っている少しスリムな五重塔は2009年に再建されたもので比較的新しめの建物。 
 他の建造物も江戸から明治にかけて何度もの大火の影響によって再建されたものが多いです。

 この大きな建物が本堂。 こちらも1985年再建の比較的新しめの建物ですが、とにかく一際大きいのが特徴です。

 その本堂の隣にある祖師堂は日光東照宮のような極彩色な施しが見事。 ここに日蓮聖人の神霊が祀られています。

 他にも本堂と同じく大きな仏殿など、境内はかなり広くて多くの建造物があって見所があります。

 さらには境内の西奥の方から身延山ロープウェイが運航されていて、身延山奥の院までたどり着けるようですが、さすがにそこまで行く時間とお金の余裕が無くあえなく断念。 また機会があれば行ってみたいかも。

 厳かな雰囲気も感じられて参拝してよかったと思えるお寺でしたが、特に驚いたのがやはり菩提梯の大階段。 できればチャレンジして登ってみてほしいところですが、登らずとも下から見上げる大階段の姿は一目見ておいて損は無いかと思います。

◆ 身延山 久遠寺 (みのぶさん くおんじ)
案内:山梨県南巨摩郡身延町身延3567
国道52号から「身延山」の案内板あり
料金:参拝無料、宝物館300円(9:00~15:30最終受付/木曜休み)
身延山ロープウェイ往復1500円
バイク駐輪場:無料or300円
・菩提梯の大階段を登るなら山門の左裏側辺りに四輪10台程度の未舗装の無料駐車スペースあり【地図】
・身延山ロープウェイ前の「せいしん駐車場」なら大階段をパスして本堂のある場所まで楽に行けます。 ゲート式でバイクも四輪と同じくゲートを使用。バイク1日300円【地図】
・身延山東側の身延山甘露門手前にも無料の駐車場あり(四輪と共用)【地図】
参拝時間:窓口受付5:00~17:00(10月~3月は5:30~17:00)
所要時間:60~90分
HP身延山 久遠寺
備考:参道の商店街を散策したい場合は仲町町営駐車場【地図】が便利。 最近になって無料になったぽい
【訪問時期:2015年9月/最終更新:2021年10月】
★Googleマップで【身延山 久遠寺】を見る★

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