【撮】 屛風ヶ浦 ★★★★★ 【銚子市】

関東甲信越
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10kmにも渡るド迫力の断崖絶壁

 屏風ヶ浦は銚子から旭市の刑部岬まで続く断崖絶壁の海食崖で、そのダイナミックな様子から「東洋のドーバー」と言われているそうです。 さすがにドーバーと比べるのはちょっとアレな気がするけど、それでもスケールのでかい絶壁が約10㎞に渡って続いています。

 銚子マリーナ海水浴場駐車場から歩くこと10分ほど、屏風ヶ浦の銚子側から。 海水が長い年月をかけて侵食を続けてきた結果が現在の姿になっています。
 その屏風ヶ浦を延々と歩ける遊歩道が整備されていますが、ところどころガレているので注意(数年前に再整備されたかも?) 遊歩道をバイクで走ってみたい気もほんの少し湧きましたが、当然ながら進入禁止でございます。

 このように地層が一目瞭然で確認できます。 広範囲に渡って地層が確認できるのは歴史、地学的に貴重なのだとか。 高校時代地学を専攻していた僕にとってはちょっとワクワクするような景色ですね。

 ここからの夕陽も格別。 夕陽×屏風ヶ浦はかなりいいかもしれません。

 今度は屏風ヶ浦の西端、飯岡刑部展望台へやってきました。 飯岡刑部展望台は屏風ヶ浦の崖の上にあるのでそこから雑誌の写真のような崖上の風景が見れるんじゃないかと期待していました。

 こんな感じで。 屛風ヶ浦はその日本離れした風景から車などのCMのロケ地にもよく使用されるので、屛風ヶ浦の存在を知らずともテレビで目にしたことのある人も多いかも。
 で、そのテレビや雑誌とかで撮影される屛風ヶ浦のシーンは大抵「屛風ヶ浦の崖上で撮影されたもの」でしたので、それがどこなのか手さぐりで探そうと飯岡灯台まで来てみました。

 で、結果から言うと屏風ヶ浦は全く見れませんでした。 あくまで屏風ヶ浦の真上に展望台があるだけで屏風ヶ浦の地層を見ることすら出来ず終い…

 せっかくなので展望台に上ることに。 3階建ての立派な展望台が建っていて、断崖上の展望台なので海抜からはかなりの高さになるので見晴らしはかなり良いです。

 飯岡漁港を手前に旭市街と太平洋を見渡すことができます。 屛風ヶ浦の景色的には期待は持てませんが、そもそも僕の期待している景色の見当違いなだけだったんで、普通に銚子沖の景色を見るならベストな場所だと思います。

★Googleマップで【飯岡刑部展望台】の地図を見る★
【屋外の展望台は24時間(館内は9:00~16:30)/無料駐車場あり】

 屛風ヶ浦の東側には断崖の割とギリギリ側を通る県道286号、通称「銚子ドーバーライン」が通っていて、屏風ヶ浦の東西をほぼ信号なしで通行することができる絶景&快走ルートとなっています。

 で、そのドーバーライン道中には屏風ヶ浦の崖下、もしくは先ほどのテレビで出てきそうな崖上まで続くような分岐や入口らしき箇所がいくつか確認できましたが、いずれも進入禁止のバリケードが貼られています。
 結局としては、雑誌やTVで見る崖上の風景は進入許可を得た上で撮影していて、通常は立入禁止の場所にあると思います。 実際、ドーバーラインを走っていると閉ざされたゲートの奥で何かの撮影らしき関係車両がいたので、それで間違ってないと思います。

 実際、銚子市観光協会のHPでは「屏風ケ浦の崖上は、高所のため大変危険であると共に、私有地も存在している場所」として許可なく崖上への立ち入りを止めるよう、銚子マリーナからの遊歩道での利用を呼び掛けています。

 と、いう訳で屛風ヶ浦は崖上ではなく下から見上げて楽しんだ方がいいということですね。
 ともあれ、千葉県では一番感動できたスケールのでかい景色です。是非立ち寄ってみてください。

◆ 屛風ヶ浦 ◆
案内:屛風ヶ浦散策のメインは東側の「銚子マリーナ海水浴場」から屛風ヶ浦のがけ下沿いに続く遊歩道を利用となります。
「イオンモール銚子」近くの県道286号線「銚子ドーバーライン」を通って銚子マリーナ海水浴場まで行くのが定番ルート
・銚子マリーナ海水浴場以外の地点からは基本的に駐車場は無く、崖上からの散策も不可となっています
料金:散策無料
バイク駐輪場:銚子マリーナ海水浴場駐車場を利用。無料/四輪と共用【地図】
・近くに千葉科学大学駐車場があるが利用できるか不明
見学時間:自由(夜間照明無し)
所要時間:60~120分
HP銚子市観光協会/屛風ヶ浦
【訪問時期:2011年10月/2014年4月/最終更新:2022年6月】
★Googleマップで【屛風ヶ浦】を見る★

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