山梨の郷土料理「ほうとう」専門店
山梨県の有名な郷土料理の1つ「ほうとう」は大きな平打ち麺と野菜を味噌仕立ての汁で煮込んだ鍋料理です。
平打ち麺とは言うもののラーメンでもうどんでもきしめんでも無く、いかにも小麦粉を練りこんで仕上げたようなもちもちした食感の白い麺です。 大分の郷土料理だんご汁(やせうま)の麺がイメージできればそれが一番近い・・・と言うかほぼそれです。
山梨県内には「ほうとう」を取り扱っている飲食店は県内全域に点在していますが、その中でも店舗数が多くて有名なのが甲州ほうとう 小作です。
甲州ほうとう 小作は山梨県内に8店、長野県に1店舗を展開しているほうとう料理専門店で、割と駅前や幹線道路沿いや観光地付近にお店を構えているので旅行やツーリングなどでもアクセスしやすいお店です。
どちらかと言うと地元ご用達の店と言うよりかは、観光客寄りな位置づけのお店かもしれませんが、今回訪れた双葉バイパス店も国道20号沿いにあるので、立ち寄りやすく本格的な「ほうとう」が食べられるお店としては非常に重宝します。
店内はまるで旅館に居るような座敷大広間にテーブルがたくさん並べられている感じ。 囲炉裏もあって郷土料理店の雰囲気満載でイイ感じですが、大広間での食事となるのでおひとり様にはちょっと敷居が高いかも? 注文したのは人気ナンバー1というかぼちゃほうとう 1200円
ぶつ切りのカボチャがゴロッと入っていて、他にも山菜を中心に野菜がたくさん入っています。
麺はきしめんの3倍以上はあろうかと言う大きな平打ち麺。 標準的なほうとうの麺でかなり量があります。
味噌仕立てのスープと野菜の甘みがしっかり出ていて、とてもまろやかな味わいになっています。 肌寒い季節だったのでホントに体があったまる料理でした。
鍋だけで腹が膨れるかな・・・?って思ってたけど結構ボリュームがあったので十分お腹いっぱいになりました。 けど、ご飯を注文しておじやで締めるのもいいかも。
お値段が少々高めな気がしますが、標準的なほうとう料理を食べたいならここはかなり無難なお店です。
2017年にも同じく双葉バイパス店に再訪して、前回同様かぼちゃほうとうにしようかとも思いましたが・・・ メニューを見てみると、冷たいほうとう「おざら」もあると言うことを知ったので、おざら 800円を注文しました。
おざらの麺は通常のほうとうの麺よりも細く薄めで水分量も多くてツルツルしています。 名古屋のきしめんをさらに大きくしたかのような麺で、ほうとうの麺とは違うモチモチ感のある食感でした。
そして、温かいつけ汁に入れて食べるつけ麺スタイルなのも独特。 つけ汁もあったかいほうとうの味噌ベースの汁とは違って、醤油ベースのやや濃いめのつけ汁でした。 具材もネギやにんじん、薬味程度と温かいほうとうよりも少な目でシンプル。
これはこれでアリですが、どうもイメージしている「ほうとう」とは違った食べ物に思えます。 まずは普通に温かい「ほうとう」を食べてみるのが一番いいと思います。
料金:かぼちゃほうとう1200円など各種1150~2000円程度
・おざら 800円は取扱店舗・期間が限られている店舗があります。詳しくは下記HPメニューを確認
バイク駐輪場:無料,四輪と共用
営業時間:11:00~21:30(21:00L.O)
定休日:無休
HP:甲州ほうとう 小作
・他の支店の情報も上のHPで確認してください。
【訪問時期:2011年10月/2017年10月/最終更新:2021年8月】
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