日産スタジアム専用のバイク駐輪場が5か所もあってすべて無料!
観客収容数72000席を超える日本最大のスタジアム「日産スタジアム」は横浜F・マリノスのホームスタジアムでありますが、サッカー試合以外にも全国規模や国際的な大会やイベント、超有名人のライブ会場として利用されることもあります。
そんな日産スタジアムの最寄り駅の1つとなっているのが新横浜駅でして、大都市圏かつ新幹線停車駅にも関わらず徒歩で移動できる距離にあるという、非常にアクセスしやすい位置にあります。
そんな日産スタジアムですが、何気にバイクも停められる駐輪場が5か所も整備されているらしく、電車に乗らずとも直接日産スタジアムまでバイクで行くことも可能となっております。
今回は「新横浜駅周辺のバイク駐輪場一覧」の補完を兼ねて、日産スタジアムを始めとした「新横浜公園」内のバイク駐輪場を見て回ったので紹介していきます。
日産スタジアムバイク駐輪場全5か所の「共通のポイント」
そんな訳で日産スタジアムのバイク駐輪場を見ていきますが、先に全5か所共通の概要や注意事項を確認していきましょう。
◆新横浜公園(日産スタジアム等)利用者以外の利用は禁止
こちらの駐輪場はあくまで、日産スタジアムや隣接する「日産フィールド小机」や運動公園や球技場などを含んだ「新横浜公園」を利用する方専用となっています。
その為、当然ながら新横浜公園利用目的以外の利用は禁止となっています。
◆料金は無料。自転車と共用で収容台数はバイク換算で1か所あたり30~60台程度
公園利用者専用とは言え大都市駅前の一等地にありながら、駐輪場の利用は無料となっています。
また、どの駐輪場も自転車と共通となっており、一部バイクと自転車の停めるエリアが住み分けられている所もありますが、基本的に指定された枠線内にバイクと自転車が混在で停めるようになっています。
収容スペースは各所によってバラつきがありますし自転車の割合が多い所もあるので一概に言えませんが、仮にすべて中型バイククラスの車両を停めたとして、一番狭い駐輪場でも30台程度は収容できるかと思いますし、広い所だと60台以上は行けそうな所もありました。
◆利用時間は7:00~22:00、時間外入出庫不可
利用時間は全箇所共通で原則7:00~22:00となっており、時間外は出入口が封鎖されるため入出場することができません。
ただ、駐輪場によってはイベントや試合が夜遅くになってしまった場合に関しては、駐輪場閉鎖時間が若干延長する可能性もあるそうです。
◆駐輪場エリアは”遊水地”。豪雨時は水没の可能性あり
日産スタジアムを初めとした新横浜公園の一部エリアは、すぐ近くの鶴見川が豪雨等で氾濫した際に一時的に水を溜めこむ”遊水地”の機能を持ち合わせた構造となっています。
その”遊水地”のエリアは低層部に整備されている駐車場や駐輪場となっているため、豪雨時や鶴見川が氾濫の危険性がある場合などは閉鎖となる可能性があります。
また、低層部が冠水した場合は当然浸水・水没の可能性もあるため、利用中に閉鎖のアナウンスがあった際には速やかに移動する必要があります。
◆一部駐車場所には屋根あり
すべてのスペースに屋根があるわけではないですが、駐輪場はいずれも歩道橋や高架下だったり、軒下など多少の雨なら防げる駐輪スペースが広めなのがライダー的にはありがたいですねー。
まぁ先ほど話した通り遊水地なので、さすがに豪雨時に利用するのは引けてしまいますが…
共通する点としてはこれくらいでしょうか。 では全5か所、それぞれ見てきましたので紹介していきます。
【第一駐車場横】収容台数広めで屋根付き、アクセスしやすい
まずは「第1駐車場横」駐輪場から。
その名の通り、四輪駐車場の「第一駐車場」に隣接している駐輪場でして、バイク・自転車の場合は四輪車のゲートは通らず、入口横の歩道を通行して駐輪場へ進みます。
60台以上は停められそうなかなり広めのスペースが整備されていて、ほとんどのスペースが屋根下となっているので雨の日も安心。
日産スタジアムにほど近い場所にある駐輪場の1つなので、試合やイベント開催時になると利用者が多い駐輪場となります。
【労災病院側】新横浜駅からアクセスしやすい。屋根スペースは限りあり
続いては「労災病院側」駐輪場。 こちらもその通り、横浜労災病院の向かい側にある駐輪場でして、「リハビリセンター入口」交差点近くのT字路より進入します。
駐輪場は横一列にズラーっと続いていて、収容台数も50~60台はいけるかと。
ただ、そこそこ利用率が高く、歩道橋下の屋根スペースや日産スタジアムに続く階段付近の駐車スペースに限ってはほぼ満車でした。
逆にやや離れている場所に関してはガラガラでして、場所を選ばなければ停められる可能性が高いかと思います。
【2F管理駐車場横】大規模イベント時は閉鎖される
続いては「2F管理駐車場横」でして、アクセスは新横浜駅と港北ICを結ぶ、鶴見川河川敷沿いの大通りからとなります。
「タイムズ日産スタジアム駐車場」に隣接している駐輪場ですが四輪ゲートは通らず、開いているスペースから敷地内へ進んでいきます。
その際、10m程度歩道を進む事になるので押し歩きが必須となります。
駐輪スペースはかなーり広く、割と端から端まで結構なエリアが駐輪スペースとして設定されています。
ざっくり60台以上は停められそうでして、なんなら100台くらい行けるんじゃないかな?
ただし、こちらの駐輪場は大規模イベント時などは交通整理などの問題上、閉鎖されるとの事なので、利用する日のイベントによっては他の駐輪場の検討をお願いします。
【第3駐車場横】日産フィールド小机や運動公園利用時に便利
続いても新横浜と港北ICを結ぶ大通りからアクセスできる「第3駐車場横」駐輪場でして、第3駐車場専用の誘導路を通ってアクセスできます。
が、第3駐車場誘導路入口となる「多目的遊水地」交差点は新横浜駅・日産スタジアム方面から来た場合のみ右折禁止の為第3駐車場に直接アクセスすることができません。
一旦「多目的遊水地」交差点を直進して次の交差点でUターンするなどして、港北IC方面からアクセスするしかありません。
第3駐車場誘導路に入ってそのまま進むと第3駐車場入口が見えてきますが、そのままスルーして道なりにUターンカーブした先に駐輪場があります。
他と比べると小ぢんまりとしていて大体30台くらい?の収容力でございます。 ただ、ここから日産スタジアムまでやや遠いのでイベント時でも満車になる可能性が一番低いのだとか。
日産スタジアムまで遠い代わりに、陸上競技場の「日産フィールド小机」や球技場や野球場・運動公園などのエリアに近く、そちらの利用の際には最適な位置となっています。
★Googleマップで【新横浜公園第3駐車場】を見る★
※Googleマップで「第3駐車場横駐輪場」を指定すると高架上の大通り側にナビが設定されてしまう可能性があります。 その為「新横浜公園第3駐車場」を指定した方が誘導路までナビされるかと思います(二輪は駐車場に入らずそのままカーブ)
【小机口】入口前に段差があるため、手前の交差点から約50m押し歩きが必要
最後に紹介するのはJR横浜線小机駅にほど近い「小机口」駐輪場です。 日産スタジアムの最寄り駅は厳密には新横浜駅ではなく1駅隣の小机駅となり、徒歩8分くらいでアクセスできます。
そんな小机駅から日産スタジアムまでの経路上に歩道橋があり、その歩道橋下に「小机口」駐輪場が整備されていますが、駐輪場入口の前にはちょっと高めの段差があるため、バイクが車道から直接駐輪場に乗り入れるのは困難となります。
なので段差を乗り越えずにバイクでアクセスする方法は、駐輪場入口手前の名も無い小さな交差点から歩道に乗り入れて、約50m押し歩きする必要があります。
大型バイクで50m押し歩きはキツイ!しかも歩道も途中までそんな広くないので、イベント時など人が大勢いる場合はバイクとの接触やマフラーに当たって火傷の可能性もあるため、バイク乗り的にはあまりオススメはできません。
収容台数も比較的狭めながらも30台くらいはいけそうかなと。 公式HP上はバイクもOKぽいですが、自転車利用を想定してそうな駐輪場だったので、空いていれば他の駐輪場を利用するのが無難かなと思います。
そんな訳で意外と充実していた日産スタジアム(新横浜公園)のバイク駐輪場でして、特に試合やイベントが無かったタイミングで伺ったのでさすがにガラガラでしたが、これがイベント時だったらどれくらい混むのか気になるところ。
まぁさすがにバイクで向かう人は少数派だとは思いますが、イベント時に行かれる際はこちらのページを参考にしてくれると幸いです。