荒々しい岩山の妙義山に迫る道
妙義道路は群馬県南西部の下仁田町から安中市・富岡市を結ぶ県道196号線の事で、妙義山への観光道路なのでシーズンには多くの登山や観光客が訪れる道路です。
妙義山は周辺の複数の山の総称で一番高い相馬岳で約1103m、別名中之獄と呼ばれている金洞山で約1094m。 ほとんどの山で岩肌が露出している姿は大分・耶馬溪と香川・寒霞渓と並んで日本三大奇勝として知られています。 妙義道路の北側には道の駅「みょうぎ」があり、道の駅から徒歩3分の位置に妙義山を象徴する神社である妙義神社があります。
タイトなカーブの多い道ですが、時折まるで妙義山に突っ込んでいくかのような、臨場感ある走りが楽しめます。
ここは元が有料道路だっただけあって、二車線でとても走りやすいワインディングロードです。
ただ、頭文字Dにも登場したりと二輪四輪問わず走り屋が多い道路です。 その対策として減速させる為に道路が加工されているところがあるので注意。
しばらく進むと妙義道路の南側メイン休憩所でもある、県立妙義公園駐車場(中野岳駐車場)へ着きます。 ここが妙義山登山の出発地点らしく、だだっ広い駐車場と売店があります。 すぐ目の前には妙義山が立ち塞ぐ様に構えていて、まるで中国の水墨画のような景色。
・・・ん?左側になにやら金ピカのヘンなのが・・・ 妙義公園駐車場のすぐ向かいにある中之獄神社には日本一大きな大黒様が奉納されています。
高さ20m,重さ8トンの巨大な大黒様! 大黒様は木槌を持っているのが一般的だけど、こちらは剣をもつ珍しい大黒様で、病や厄,悪霊を祓ってくれるそうです。
ちなみに中之獄神社の境内から妙義山の奇岩を巡る、初級~上級までの登山コースがあるそうなので足に自信がある方は是非。
さらに南へ、下り坂を下ると時折桜並木が見える急カーブが続きます。 妙義公園駐車場から下仁田まではしばらく下ると木々に覆われて、特に展望スペースも無く淡々と下っていきます。
どうやらこの道路は往復してこそ魅力が伝わるとのことですが、時間がなかったので富岡⇒下仁田方向しか走ってません。 また機会があれば逆方向から走ってみたいですね。
料金:通行無料
バイク駐輪場:道の駅「みょうぎ」【地図】や県立妙義公園駐車場【地図】など無料駐車場あり。四輪と共用
該当距離:約17㎞
通行制限等:特になし
【訪問時期:2015年9月/最終更新:2022年1月】
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