善光寺創建前に御尊堂があった”元祖善光寺”
元善光寺は推古天皇10年(602年)に信州麻績の里(現:飯田市座光寺)の住人、本多善光卿が難波(大阪市)・堀江から一光三尊(善光寺如来)の本尊を持ち帰り、最初は「坐光寺」として創建されました。
その後皇極天皇元年(642年)に本尊を芋井の里(長野市)へ移して、あの有名な善光寺が創建されました。
その後、坐光寺は長野市の善光寺の元となった寺と言う意味で「元善光寺」と呼ばれるようになりました。
元善光寺山門 そのため「善光寺と元善光寺の両方にお詣りしなければ片詣り」と言われています。
元善光寺山門から急な階段を登ったところに元善光寺本堂があります。 元善光寺の境内はさすがに長野市の善光寺よりは小さいですが、歴史を感じさせる重厚な趣があるお寺です。
長野市の善光寺には「お戒壇巡り」という真っ暗闇の地下通路を歩いて「極楽のお錠前」を探す体験(?)ができるのですが、ここ元善光寺にもお戒壇巡りがあります。 これに似たので京都・清水寺の胎内巡りが有名ですが、ほとんどそんな感じ。 その「錠」を撮りたかったけど前後に人がいる中でフラッシュ焚くのも何なんで撮影できず、出口の写真だけ。
ホントに真っ暗な中で手探りで「錠」・・・と言うかドアノブみたいな出っ張りを探していきます。 ちょっとアトラクション感覚で面白いので是非入ってみてください。 無料だし。
元善光寺周辺は小高い丘に位置するので周囲を南アルプスに囲まれた、長野らしい町並みを見下ろすことが出来ます。 善光寺を参拝したらこちらにも寄ってみましょう。かなり距離があるけど・・・
料金:参拝・お戒壇巡り無料/宝物殿400円
バイク駐輪場:元善光寺正面及び周辺に駐車場が4か所あるが、どれも車数台の小規模な駐車場となっています。少し離れてこの位置とこの位置にも車数十台程度の駐車場あり。いずれも無料/四輪と共用
参拝時間:9:00~16:30/12月~3月は16:00
定休日:無休
HP:元善光寺
【訪問時期:2013年3月/最終更新:2021年7月】
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ちなみに、元善光寺前には小さなお土産屋や飲食店の数件程度が少しだけ観光地っぽい雰囲気を出していましたが、その中でも吉丸屋のおまんじゅうが気になったので食べてみました。
白い善光寺まんじゅう 120円と黒い座光寺まんじゅう 110円の二種類。 箱売りでもバラでも買えるので気軽に食べられます。
ふわふわの生地で中はこしあんと、いかにもな田舎のお饅頭。 甘さは控えめですが、暖かいお茶と一緒に食べるともっと美味しく感じられそう。 これは元善光寺に参拝するならば必食のおやつですね。
料金:黒い「座光寺まんじゅう」110円/白い「元善光寺まんじゅう」120円
・お土産用は8個以上より箱代無料サービスあり
バイク駐輪場:特になし
営業時間:9:00~18:30
定休日:水曜日(祝日の場合は営業)
HP:吉丸屋まんじゅう店
【訪問時期:2013年3月/最終更新:2021年7月】
★Googleマップで【吉丸屋まんじゅう店】を見る★