【撮】 猿橋 ★★☆ 【大月市】

関東甲信越
この記事は約2分で読めます。
スポンサーリンク

日本三大奇橋の一つ

 

 猿橋(甲斐の猿橋)は西暦600年代より架けられていたとされる歴史ある橋で、江戸時代には甲州街道の重要な橋の一つとして歌川広重の「甲陽猿橋之図」や十返舎一九の「諸国道中金之草鞋」などで取り上げられています。
 他の橋には中々見られない特徴的な構造をしているため、山口県岩国市の「錦帯橋」や長野県上松町の「木曽の桟」と並んで日本三奇橋として知られています。

 現在の猿橋は1984年に架け替えられたもので、江戸時代の猿橋を復元される形で再現されています。 大月市有数の観光地の1つなので周辺はそれなりに整備されていて、ちょっとしたお土産屋や飲食店などもちらほら。

 駐車場から歩いてすぐに猿橋があります。 猿橋手前の階段を下りた辺りが猿橋展望所としてビューポイントとなっています。

 地形上橋脚を建てることが出来なかった猿橋は、刎橋(はねばし)と呼ばれる江戸時代頃からの独特な構造で架けられています。 崖の岩盤から刎ね木を差し込み支えとして、その支えの上にさらに刎ね木を差し込む、を繰り返して橋脚が無くとも頑丈な足場を作り上げたもので、橋脚が無いというのが一番の特徴でしょうか。 そんな猿橋の構造を間近に見ることで仕組みがわかると思います。

 猿橋から近くの猿橋公園まで遊歩道があるのでちょっとした峡谷散歩もできます。

 猿橋に戻って橋を渡ってみます。 上から見るとまぁごく普通の歩行者用の橋って感じです。

 ちなみに現在の猿橋は人道用で、普段使い用に国道20号の「新猿橋」(写真奥の赤い橋)が架けられています。 その手前のコンクリート造りの橋は水路用だそう。

 橋の規模としては小さな橋ですが、独特な外観や建築に興味のある方、三大○○が大好きな人にはオススメです。 国道20号からも近いので寄り道がてらに立ち寄るのにも最適な観光地です。

◆ 猿橋 (さるはし)
案内:国道20号線「新猿橋西」交差点を北へ進む。 国道沿いに案内板あり。
料金:見学無料
バイク駐輪場:下記3箇所に駐車場あり。いずれも無料、四輪と共用(猿橋公園のみ自転車置き場あり)
 ・猿橋のすぐ手前に駐車場(車約5台分)あり【地図】
・国道20号「新猿橋西」交差点を曲がってすぐ右手に猿橋専用駐車場(車約10台分)あり【地図】。 猿橋まで徒歩約2分
・猿橋公園の駐車場【地図】から公園内や遊歩道を歩いて約10分 
見学時間:24時間
所要時間:約15分
HP:大月市観光協会/猿橋
【訪問時期:2017年7月/最終更新:2021年9月】
★Googleマップで【猿橋】を見る★

◆【関東甲信越】の記事一覧へ戻る◆