明らかに空気が違う天安河原
天岩戸神社は太陽の神とされる天照大神を祀る神社で、岩戸川を挟んで西本宮と東本宮で別れています。 西本宮の方が知名度が高く、観光客がたくさん訪れる反面東本宮まで行く人は少ないそうです。
僕も西本宮方面しか参拝してないので東本宮には行ってない・・・と言うか、知らなかったです・・・
そんな訳で西本宮の方だけ参拝しました。 神社の入口前の駐車場から入ってすぐに西本宮の拝殿に着きます。
西本宮。 天岩戸神社自体はそれほど大きくも無く、ごく一般的な神社の様相です。
岩戸川の対岸には天岩戸神社の御神体で、天照大神が身を隠したとされる「天岩戸」があり、神職に声を掛ければ「天岩戸」が見られる西本宮裏手まで案内してくれるそうです。
さて、西本宮の奥の鳥居を潜って一旦道路へ出て、天安河原へ向かいます。 西本宮からすこし離れたところから写真の分岐があるので右へ進んで天安河原へ進みます。
天安河原へは岩戸川沿いを伝って参道が整備されています。 どこか高千穂峡の延長線のような自然あふれた姿を感じられます。
道中の岩戸川の渓谷も本当に綺麗です。
そんな参道を歩いて15分ほどで天安河原へ着きます。 天安河原宮(あまのやすかわら) 天照大神が天岩戸に身を隠していた際、八百万の神々が相談をしていた地とされる洞窟です。
岩戸川沿いにぽっかりと開いた洞窟,天安河原宮の小さな社,あたり一面には積み石で敷き詰められていて、かなり異様で空気を感じられます。 鵜戸神宮に似た構図ですが鵜戸神宮とはまた違う厳かな雰囲気があります。 もしくは積み石が共通してるからか青森の恐山に近い空気を感じました。
天安河原の積み石は元々そのような風習は無かったが、戦後頃から参拝客が祈願を目的に積み上げ始めたのがきっかけとされています。 願い事が叶うようにと行われている積み石なので恐山の賽の河原のようなマイナスな意味合いではないようです。
いずれにせよ、この天安河原の洞窟は本当に神様が居るかのような独特で厳かな空間です。
岩戸川の渓谷散策も兼ねて歩いてみる価値は大きいです。
案内:国道218号から県道7号をずっと北上した先,右側にあります。 高千穂峡や高千穂神社のエリアから遠く離れています。
料金:参拝無料
バイク駐輪場:周囲に第1~第3駐車場まであり。無料・四輪と共用
参拝時間(社務所/授与所):8:30~17:00
所要時間:約60~90分
HP:天岩戸神社公式HP
【訪問時期:2013年9月/最終更新:2019年9月】