◆桜島フェリー 【鹿児島市街⇔桜島】

九州・沖縄
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お手軽に鹿児島湾を横切る15分の船旅

 鹿児島を代表する桜島は鹿児島市の管轄ですが、鹿児島市街地などの旧鹿児島市の市域は薩摩半島に対して桜島は大隅半島に位置するので、鹿児島市街地から桜島までを陸路で向かうとすると約80㎞もの大回りとなってしまいます。
 そこで、非常に便利な鹿児島市街から桜島への短距離フェリーが出ています。 それが桜島フェリーです。

 桜島フェリー桜島港から
 薩摩半島と大隅半島を結ぶ航路はいくつかありますが、その中でも最もお手軽かつ便利な航路で、鹿児島市街と桜島周辺間の主要交通手段として根付いています。

 そのためか桜島フェリーはまさかの24時間運行で、深夜帯でも1時間に1往復は必ず出ているほどです。 それに加えて日中は最短15分間隔で運行しているのでいつ行っても少々の待ち時間で必ず乗れるのが強みです。

 桜島フェリーの船。 車での利用客が多いからか超短距離フェリーにしてはやや大きめの船です。
 フェリーに着くと車が列を成していますが、バイクの場合は直接先頭まですり抜けて誘導員の指示に従えばOKだと思います。(鹿児島港はわかりませんが)

 着いてまもなく来た船に乗船します。
 ここでひとつ注意することが。 桜島フェリーはバイクの固定を一切しないので、転倒の危険がある車両はバイクに付きっきりでないと危ないかもしれません。 当時の愛車スーパーシェルパはスタンド再溶接したこともあってか傾きが深いので、まぁ大丈夫かな・・・? ギアはローに、タイヤの側面に何か車止め的なものを置いたほうがいいかも?

 乗船が終わるとまもなく出航。 まるで電車のようにひっきりなしに運行しているフェリーだからか、淡々とスムーズに出航していきます。 展望デッキからの眺め。 鹿児島市街へは約15分という短い船旅です。 

船から見る桜島 ひっきりなしに噴煙を上げる桜島と次々とすれ違う桜島フェリーの船。
 ツーリングでもない普通の鹿児島観光だとしても、クルーズ船のように桜島を展望しながらの船旅と思うと悪くない方法かもしれません。

 さて、桜島フェリーの船内には地元民の間で有名な「やぶ金」の立ち食いうどん屋が入っています。

 月見うどん 450円
 駅の立ち食いうどんのような素朴なうどんながらも出汁がしっかりしていて確かにおいしい。 ・・・が、15分しかない船旅でこれを食べるのはかなり忙しい!
 観光だとデッキで写真撮ったり船内散策したりもするので、それに加えてうどんも食うとなると船内で座って落ち着いてなどいられません(笑)

 そんなあわただしくうどんを食ってるとあっという間に鹿児島港へ入港 いや、ほんとあっという間だった・・・

 ここから鹿児島中央駅や繁華街の天文館へはバイクで10分圏内です。 僕が訪れたときは帰宅ラッシュ真っ只中だったからか、市街は交通マヒしてるんじゃないかってくらい渋滞してましたが。

 複数ある鹿児島湾内航路の中で最も安く、手軽に利用できるフェリーです。 桜島ツーリングの際には是非乗ってみましょう。


 そして2017年にも再び桜島フェリーに乗る機会が来ました 今回は鹿児島市街から桜島に移動するために乗船しました。

 フェリーではバイクは甲板の両隅に専用の二輪スペースがあって、そこに停めるよう誘導されるのが多いんですが、桜島フェリーは四輪同様のスペースに停められました。 そして前回同様一切固定無しなので倒れやすいバイクは要注意。

 鹿児島港から見る桜島。 この時はあいにく曇りで、桜島の頂上を見ることができませんでした・・・

 客室は通常の椅子席がメイン。 短時間の航路だからか、車の中にずっといる人も多めです。

 展望デッキで桜島を眺めるのもいいですし・・・

 客席に展望席もあるのでゆったり眺める事も出来ます。

 わずか15分の船旅を経て桜島に到着 桜島港に他の2隻も停泊中。いずれも短距離フェリーにしてはかなり大型の船なのでバイクならいつ行っても乗船できるかな?と思います。

◆ 桜島フェリー(鹿児島港⇔桜島港) ◆
住所:鹿児島市本港新町4-1(鹿児島港)/鹿児島市桜島横山町61-4(桜島港)
料金(2019年10月時点(消費税増税後)
旅客:200円
※旅客料金に加え別途二輪料金が必要
自転車:130円
125㏄以下:270円
750㏄以下:400円
750㏄以上:530円
運行間隔:24時間運行,15~60分間隔
乗船時間:約15分
HP鹿児島市HP/桜島フェリー
【訪問時期:2011年11月/2017年5月/最終更新:2023年10月】
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鹿児島港桜島港

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