熊本地震で休止中だった放水も再開!
通潤橋が広く知られるようになったのは歴史的価値よりも、橋の上部中央からまるでダムの放水の様に豪快に放水するシーンが非常に印象的だったからでしょう。
元々これは通水管に詰まった堆積物を取り除く為に行われているものですが、豪快な放水の姿が有名になった今では観光放水として行われることが多くなりました。
ただ、観光放水が見られる機会は少なめで、基本的に土日・祝日の13時から15分間のみに行われます。
また、それ以外の日は予約放水を受け付けていますが、1日1回のみの放水で1回10,000円(休止中)と、ソロツーリングで楽しむにはかなりハードルが高め。
さらに、田植え時期である5月GW明け~7月下旬は放水休止で、水不足や工事などによって放水を休止する場合があります。 ※2011年時点の情報です
僕が訪れた時は正午でも無ければ土日でもないので、当然放水シーンは諦めた上で訪れたのですが・・・ 通潤橋に到着すると同時に通潤橋からドバァー!と放水しだしてるじゃありませんか! 慌ててカメラを握って通潤橋へダッシュ!
豪快に放水してる通潤橋を運よく見ることが出来ました。
どうやら幼稚園の遠足らしき子供達がいたので幼稚園側が放水の予約をしていたのでしょう。 おかげで僕も園児達と一緒に社会見学することが出来ました。 幼稚園のみんなありがとう!(笑)
通潤橋の上に上ることも出来ます。 かなり高さのある橋なのに手すりが無いのでギリギリまで近づくとかなり怖い・・・
水路は橋の中に埋没されているのでパッと見では普通の石橋のようにも見えます。 中の水路管では逆サイフォンの原理を利用して白糸台地の方に水を送っているそうですが・・・よくわからん
ですが、橋の前後には通潤橋へと通じる水路や、さらに進むと「円形分水」も見られます。
通潤橋周辺は橋の完成から150年以上たった今も田畑が広がっていて、貴重な水路となっています。
この通潤橋と白糸台地の棚田の景色は国の重要文化的景観として指定されています。
放水の時間は大体15分ほど。 最初の5分は勢いが良くて次第に勢いが弱まっていきます。 最後はおっちゃんが木の板をハンマーで打ち込んで塞ぐという、かなり原始的な方法で水を止めます。
せっかくなら放水しているタイミングで訪れたいところですが、重厚な石造りのアーチ橋もかなり大きくて圧倒されるので、放水を気にせず行ってみてもいいと思います。 運がよければ誰かが放水予約しているかも?
ちなみに道の駅の敷地内に、三都町の植物でできた巨大くまモンもいました。 どうやら毎年新作の巨大キャラクターを作っているそうなので、こちらもぜひカメラに収めておきましょう。