房総半島名物?素彫りトンネル三連続
その中でも奇抜な素掘りトンネル三連続スポットとして一部ライダーに人気なのが、小湊鉄道の月崎駅から飯給駅(いたぶ駅)に沿って続く永昌寺トンネルと柿木台第一・第二トンネルです。
月崎駅から県道172号線を400mほど北上して左手に、早速1つ目のトンネルが見えてきます。
1つ目のトンネルは近くにあるお寺の名前から永昌寺トンネルと言います。
ちょっとビックリしたのはご丁寧にトンネルについての案内板が設置されてること。 こんな地元の人か隧道マニアしか入らなさそうなトンネルにわざわざ解説してくれるとは…
それでは県道から永昌寺トンネルへと入っていきます。
この永昌寺トンネルのように、まるで将棋の駒のように5角形に削られたトンネルは観音彫りという日本古来の伝統的な掘削工法で、左右均等に負荷がかかるので非常に合理的な形なのだとか。
ただ、永昌寺トンネルは劣化の為か、奥側30mほどは補強工事がされていて普通のコンクリート式のアーチ型になっていました…。
1つ目のトンネルを越えて次のトンネルへと進みます。
500mほど進むと2つ目のトンネル、柿木台第二トンネルが見えてきます。 全長は30mくらいの小さなトンネルですが・・・
3つのトンネルどれも脆そうな地質でしたが、このトンネルは特に土混じりで脆そうなイメージ。 トンネルの隅には剥がれたであろう土が溜まっていました。
トンネルのいたる所に赤いスプレーでマーキング?されてたけど、これは工事関係か何かの印なんだろうか。 ちょっと不気味だ…
この先は飯給駅近くの県道まで繋がっていますが、特に見所もトンネルも無いので月崎まで引き返しました。
房総半島名物の素彫りトンネルを比較的簡単に見ることができるので近くを寄ったら冒険してみるのもいいかもしれませんね。
料金:通行無料
バイク駐輪場:特になし。全線ほぼ1車線の狭路なのでバイクを降りる際は他の車両に配慮を
該当距離:約1.5㎞
通行規制等:特になし。落ち葉や砂利の多い舗装林道でオンロードバイクでも注意すれば行けるかと
【訪問時期:2014年4月/最終更新:2022年7月】
★Googleマップで【永昌寺トンネル】を見る★
・柿木台第一・第二トンネルは永昌寺トンネルから道なりに進むとたどり着きます
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