外国人旅行者限定の「3日間台湾新幹線乗り放題パス」で快適移動!
今回で台湾は3回目なんですがいつも台北市内と九份で留まっていたので、今回は台湾新幹線を使って高雄まで行ってみます。
初日は桃園空港から高雄で1泊、2日目に高雄から台北に戻って1泊、3日目の深夜に桃園空港発のピーチ航空で早朝成田着という2泊4日の台湾旅のコースとなります。
まずはキャラクターデザインの「悠遊カード」を買う
悠遊カードは日本で言うSuica・PASMO的な存在でして、台湾鉄道やMRT・バスなどの移動手段やコンビニやスーパー・飲食店や観光施設など幅広い乗り物やお店で使うことができるICカードなので、台湾に着いたらとりあえずゲットしておくとスムーズに観光できるマストアイテムです。
まぁ通常デザインでいいんですが、悠遊カードはコンビニでも売っていて、サンリオなどの人気キャラクターデザインやそもそもカードではなくキーホルダータイプもあったりと種類豊富なカードが揃っています。
サンリオのキャラクターデザインが豊富でしたが、いい年こいた男が使うのもなーってデザインだったので、黒ベースのクレヨンしんちゃんのシロの悠遊カードにしました。
お値段は通常版と同じく100元(1元=約4.3円/当時)で、キーホルダータイプだと150~200元くらいだったかな?
購入段階では残高ゼロなのでチャージする必要があります。
コンビニで店員さんにチャージをお願いすることもできますが、そこまで会話するコミュ力が無い(?)のでこの後MRTの券売機でチャージしました。
まぁ初心者なら券売機チャージが一番簡単ですが、その場合おつりが出ないので100元単位のチャージならあらかじめ1000元札を崩しておく必要があります。
チャージ額は移動でしか使わないなら300~500元くらいあれば十分で、入れすぎてもコンビニやスーパーでうまく使えばOK。
第2ターミナルのフードコートで腹ごしらえ
一通り用事を済ませたので出発したいとこですが、せっかくなので空港内のフードコートで食事することに。 第1ターミナルの飲食店はまだあまり開いてないっぽいので、第2ターミナルに移動します。
2019年にリニューアルされたらしく、非常にキレイでいろんな店が揃っているようですが、朝9時の時点で空いているお店は意外と少ない…? やはりコロナの影響が長引いているのか…?
本場のルーローハンは八角の独特な匂いが付いていることが多く、日本人的には食べずらい味付けになってる事も多いですが、こちらのルーローハンは八角臭さは皆無で食べやすかったです。 デフォルトで味付玉子が付いているのも嬉しいですね。
黒いのは何だと思ったんですが、キクラゲを煮込んだ的なモノ?でして、まぁ可もなく不可もなく・・・
料金:各種定食200元~250元くらい、豆花50~80元くらい
営業時間:6:00~22:00
定休日:特になし
【訪問時期:2023年3月/最終更新:2023年7月】
★Googleマップで【小南門點心世界 桃園国際空港店】を見る★
とりあえず台湾っぽい料理を食べれたのでひとまず満足。 それでは高雄まで行くことにします。
MRTで「高鉄桃園駅」まで行って台湾新幹線に乗り換え
そんな訳で第2ターミナルからMRT機場第二航廈駅(空港第2ターミナル駅)へ向かいます。 で、先ほどのフードコートとMRT空港第2ターミナル駅改札口は同じ地下2階にあるのでサクッと移動できます。
台北方面でなく中壢(環北)方面のMRTに乗って高鉄桃園駅を目指します。
今回は後述する3日間乗り放題パスポートがあるので台北からでも桃園からでも実質同額なんですが、桃園空港からの場合、高鉄桃園駅へ行く方がMRTの運賃がちょっと安くて所要時間がちょっと短いというメリットがあります。 高鉄桃園駅の方が台北駅よりもゴチャゴチャしてないので乗り継ぎもわかりやすいという点もあるかな?
反面、台北駅まで行って新幹線に乗った方が、東海道新幹線で言う「のぞみ」に相当する最速列車に乗れるのと自由席の空きも期待できるというメリットがあります。
乗り継ぎよく台北駅で最速列車に乗れるならどちらの方法でも大きな違いは無いかなと思います。
「台湾新幹線乗り放題3日パス」は約1万円で3日間新幹線乗り放題!
こちらは出発前日までに上記のHPで予約して、台湾新幹線駅の窓口にて購入後の確認ページを掲示(印刷)すれば、フリーパスチケットが貰えます。
ちなみにこの「台湾新幹線 乗り放題3日パス」の販売価格は2200元(約9500円/当時)でして、台北駅-高雄(左営駅)の通常片道運賃が1490元なので、台北と高雄を往復するだけで余裕で元が取れる破格のフリーパスとなります。
台北駅~高雄(左営駅)の営業キロが約340㎞で新横浜駅~名古屋駅の営業キロとほぼ同じと考えると「3日間1万円程度で乗り放題」と言うのがどれだけ安いかわかりますね。
ただ、指定席を予約するたびに常時混雑気味な窓口に並ぶ必要があるのと、細かい座席指定はできないので、特に僕のような一人旅では自由席で自由に席を選んだほうが快適でした。
逆に、休日など混雑しそうな場合や途中駅からの乗車の場合は指定席を取った方が無難かもしれません。 ちなみに台北駅も始発駅でなく途中駅なので台北駅から乗る場合も、時間帯によっては座れない可能性もあるかも?
少しでも時間短縮するために、上記写真のようにフリーパスの有効期間が記載されてるページとパスポートの身分事項ページを挟み合わせた状態で持ち運んでいるとスムーズかもしれません。
あと、こちらはあくまで「新幹線乗り放題パス」なので当然ながら乗り放題は台湾新幹線のみ。 台湾鉄道やMRT、バスなどは対象外となるので注意。
台湾新幹線は台北駅を除いて「新幹線の駅」と「街の中心駅」がかなり離れている場合がほとんどなので、新幹線駅から主要駅までは別料金の台鉄かMRT・バスなどで移動することになります。
台湾高鉄の新幹線車両は、かつて東海道・山陽新幹線でもおなじみだった700系新幹線をベースにした日本産の車両です。
違うのは各座席に飛行機の座席にあるような薄ーい冊子パンフがあること、各車両の前後1,2列の席が優先席になってる事くらい? あと各車両ごとにスーツケースが置けるスペースがあるのは非常に便利でした。
桃園駅に発着する新幹線は「各駅停車」と「一部の速達列車」が停車するため、本数はやや少なめで途中停車駅も最速列車と比べると3・4駅くらい多いです。
ちなみに「のぞみ」「ひかり」といった日本の新幹線のような愛称も特にないので、台湾新幹線の公式HPで確認したり、現地の電光掲示板に停車駅の一覧が掲示されているのでそれで判断しましょう。
台北駅から最速列車に乗ると同じく1時間半程度で左営駅に着きますが、MRTの乗車時間の違いを考えると同じ所要時間か高鉄桃園駅ルートの方が早いかも?
ここから高雄駅や街の中心部まではMRTで直結しているので、比較的楽に移動することができます。
と、いう訳でまずは荷物を置きに宿へ向かうとします(次回に続く)。