2000年有珠山噴火の被害をそのまま保存
西山火口郡は2000年の有珠山噴火によって形成された比較的新しい火口郡です。
2000年有珠山噴火は幸いなことに噴火前に避難したため人的被害はゼロでしたが、有珠山西側の集落はほぼ壊滅、移転を余儀なくされました。
この有珠山噴火の被害や脅威をより多くの人に知ってもらうために、倒壊した道路や建物をあえてそのままにして、散策路として整備されて公開されています。
散策路への駐車場は北側と南側の2ヵ所にありますが、僕は北側の駐車場から途中のお菓子工場まで歩きました。
散策路は約1.6㎞と、すべてを往復するにはそれなりの時間がかかるので、適度なところで切り上げるのも手です。
駐車場からしばらくはお土産屋が続きますがその先は・・・
地殻変動のため、雨水が溜まり池になった道路池の中に車が取り残されたまま
隆起した道路 ここはかつての国道230号線でした。 現在の国道230号線はルートを変更して復旧しています。
埋もれた電柱
上り坂を登りきると、火口郡を近くで見る事ができます。 火口展望台から 今でも蒸気を出し続ける火口。
この展望台のある地面から、熱が伝わってくるのがわかります。
ここから先は下り道になります。 倒壊したお菓子工場この辺りから倒壊した建物が目立つようになってきます。
この先もしばらく散策路は続いていますが、ここで切り上げました。 また、散策路の終点側にも駐車場があるので、逆方向から歩いてみるのもいいかもしれません。
数ある災害跡地の中でも、これだけの規模で保存・公開しているところはそうそうありません。 自然の驚異がひしひしと伝わるスポットです。
案内:道道2号線から西山火口方面へ、案内あり
料金:無料
バイク駐輪場:有料駐車場と無料駐車場が隣り合っています。いずれも四輪と共用
・下記Googleマップは無料の方を表示しています。
見学時間:7:00~18:00(4月下旬~9月下旬)
見学期間:4月中旬~11月末
所要時間:60~120分
HP:洞爺湖有珠山ジオパーク
【訪問時期:2007年8月/2009年8月/最終更新:2019年4月】
★Googleマップで【西山火口散策路(無料駐車場)】を見る★
★遊歩道終点側にも駐車場があります(無料)【地図】★