秘境感満載!苔に覆われた断崖絶壁の渓流!
苫小牧市の西の外れにある樽前ガローは、樽前川が凝灰岩を侵食して形成された渓谷です。 ガローとは、切り立った崖という意味。
広めの駐車場が整備されていて、少々観光地化された場所ですがほとんど観光客の姿は無く、自然そのまま手付かずの状態で保存されていて、簡易的な散策道があるので比較的散策しやすい渓流です。
国道36号線から案内に従って林道の中に入っていきます。ガロー橋にて
僕が訪れたのはガロー橋から人工の滝の展望広場の辺りまでの、上流の部分のみ。 もうちょっと下流へ向かえば駐車場があったんですね。
ガロー橋から遊歩道を使って展望広場まで向かいますが・・・ ほとんど獣道状態。道の跡すらわからない部分もあります。 本当にこの道で会ってるのか不安になる・・・
魅力的な観光スポットのわりに周りに人の気配は全く無く、いつ熊が出てもおかしくない雰囲気でした(実際にここは熊出没地帯)
そんな熊の恐怖におびえながら進んでいくと、展望広場までたどり着きます。
展望広場から 写真からだと確認しづらいですが、人工の滝も遠巻きに見ることができます。
そこからほとんど崖のような斜面を降りると・・・ 苔に覆われた崖の中を流れる渓流。 もののけ姫の世界に迷い込んだかのように幻想的です。
川の水量は雨の日でもなければそれほど流れが強い訳では無いですが、滑りにくい靴やできれば長靴で散策するのがいいでしょう。 ほとんど自然の状態で整備されているので軽装でも大丈夫とはいえ、それなりの散策準備をしておきましょう。
戻ってきて、ガロー橋から覗きこむ こうやって見ると樽前川が長い年月をかけて凝灰岩を削ってきたことがわかります。
ガロー橋から南にも遊歩道が続いています。 展望広場よりも川の幅は細く岸壁に囲まれているため、まるで洞窟の中にいるような気分です。
これだけの絶景が味わえる割に、意外とマイナーな樽前ガロー。
苔の洞門は現在立ち入り禁止が続いているので、それならば断然樽前ガローをオススメします。
ちょっとした冒険気分になれる秘境スポットです。
案内:国道36号線から案内板があるので、それに従えば着くはず・・・分岐が多いので注意。
※樽前ガロー周辺はフラットダート・熊出没注意
・エリア内は遊歩道や階段などの設備はほぼ皆無で、ちょっとした沢登りに近いです。
料金:散策無料
バイク駐輪場:無料,四輪と共用
所要時間:60~90分
HP:苫小牧市/樽前ガロー
【訪問時期:2010年8月/最終更新:2019年4月】