【撮】 函館山展望台 ★★★★★ 【函館市】

北海道【道南】
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日本を代表する夜景はさすがの一言!

2020年10月再訪:写真入れ替え&日中にも訪問しました。 ここ数年は某大陸系の観光客だらけでまともに夜景が見られない状況が続いてたんですが、ぶっちゃけコロナ禍の今こそ函館山の夜景を不自由なく楽しめる最後のチャンスだと思ってます(笑)

 もはや説明いらずの函館山からの夜景日本三大夜景(神戸の摩耶山長崎の稲佐山)として知られる、日本を代表する夜景の1つです。

 実際に見ると、ネットや観光雑誌の写真では表現しきれないほどのスケールと美しさに感動します。 せっかく函館に立ち寄るなら是非とも外せないスポットです。 そもそも函館山とは標高334mの山であり、砂洲によって陸地と繋がっている陸繋島でもあります。
 その函館山から陸地に繋がるまでのくびれた部分に函館市街地が形成しているため、非常に特徴的な夜景となりました。

 1900年頃から函館山の至るところに砲台や発電所などを建設し始め山全体が軍事要塞となったため、函館山自体が軍事機密となり一般人の入山や写真撮影、スケッチをとることや函館山に関する話題さえも厳しく制限されるようになりました。
 終戦を迎え、要塞として機能が無くなった函館山は一般に開放されるようになり、現在のように整備されて自由に立ち入ることが出来るようになりました。
 今でも登山道のいくつかの場所でレンガ造りの砲台跡が残されていて、一部は自由に見学することができます。
 僕は昼間に行ったことはないので詳しいことはわかりませんが、軍事モノや廃墟好きならこういった点で訪れてみると楽しめると思います。

 ここ数年は外国人観光客の急増もあってロープウェイは数時間待ち、展望台に入るのにも順番待ちで全然夜景が見られないくらいレベルだったんですが、最近はコロナ禍の影響もあって、じっくりと夜景を眺めるならおススメのタイミングとなってしまっています。 ある意味、こんな空いているチャンスは二度とないので行くなら今かと思われます(笑)

 2020年再訪時はレンタカーだったので、日中の時間帯にも上ってみました。 下記で案内する通りツーリングだとなかなかハードルの高い日中の函館山で、僕も今回が初となります。

 夜景ではおなじみの函館市街エリアも日中にみるとまた違った印象。 しっかりと海岸線が見えて線形がハッキリと確認出来たり、遠くは駒ケ岳なども見渡せたりと夜景でなくとも絶景。

 夜景だと定番スポット以外は見落としてしまいがちですが、日中だと松前から恵山まで広範囲に見渡せるのがいいですねー。

 四輪ならば日中の函館登山道を登れば無料で山頂まで行けるので、せっかく夜景を見たならば日中の景色も見るコースを組んでみるべきですね。

 反対側からは、遠く青森県のむつ半島がうっすらと見えます。 こちらの方向は夜になるとイカ釣り漁船の明かりが点々と見えることも。

 観光客の姿もコロナ禍とはいえ、夜よりも少なかったので本当に心行くまで景色を堪能できます。

 

残念ながらバイクでは函館山山頂には行けない!四輪も規制あり

 さて、そんな函館山山頂に行く方法ですが、まず知っておきたいのは函館山登山道へのバイクの通行は終日禁止されています。 四輪は17時~22時以外の時間帯ならば通行できますが、バイク&自転車は365日24時間ずっと通ることが出来ません

 なお、四輪に関しても山頂駐車場4月25日~9月30日は17時~22時9月30日~11月12日までは16時~21時まで駐車場に滞在することはできません
 なので「17時(16時)前に山頂駐車場に行って22時以降に麓へ降りる」っていう待ち伏せ方法も使えません。 上記の時間帯に登山道や駐車場にバスタクシー以外の車が存在してはいけないってルールですね。

バイク(を降りて)函館山山頂に行くには3つの方法が

 いずれにせよバイクでは函館山山頂展望台には行けないので、主に以下の3つの方法がメインとなります。

  1. 函館山ロープウェイ
  2. 函館山登山バス
  3. 徒歩で登山

① 函館山ロープウェイ

 函館山山頂に行く一番ポピュラーな方法がこの函館山ロープウェイに乗っていく方法です。 駐車場も広く、バスでのアクセスもいいので普通の観光客ならまずはこちらを利用するでしょう。 さらに函館山ロープウェイには無料のバイク駐輪場があるので、乗り場までバイクで行くことも可能です。 なお、四輪は2020年4月1日より有料駐車場となりました。

 ロープウェイ乗り場から。すでにちょっといい景色です。

 ロープウェイの料金は片道1000円,往復1500円。 やや高い気がしますが、運行本数が多いのが強み。
 ゴンドラも125人乗りと超大型ですが、それでも繁忙期となると長蛇の列ができるのでちょっと覚悟しておいた方がいいかも。

◆ 函館山ロープウェイ ◆
住所:北海道函館市元町19−7(山麓駅)
料金:片道1000円・往復1500円
バイク駐輪場:山麓駅向かい側の車いす・業務用駐車場内に駐輪スペースあり。無料
・四輪は2020年4月より有料化されました(1時間200円/以降30分毎100円)
営業時間:通常は10:00~21時~22時前後
・シーズンによって異なり、特に最近はコロナの影響により変則的な営業となっています。詳しくは下記HPを参照
定休日:毎年9月下旬~11月上旬まで点検整備の為運休
HP函館山ロープウェイ
★Googleマップで【函館山ロープウェイ山麓駅(バイク駐輪場)】を見る★

② 函館山登山バス

 JR函館駅からベイエリアに近い十字街などを経由しつつ山頂まで行くバスが運行しています。
料金は函館駅~十字街や登山口各停留所から函館山山頂まで片道400円。 ロープウェイよりも安く行くことができるので便利です。
 また、函館バスの1日乗車券でも乗れるので、バイクを降りて丸1日バスで函館観光するなら安上がり。 せっかくなら路面電車に乗ってみたいところだが・・・
 
 ただ、バスはロープウェイと比べると午前中の便が無かったり、夕方以降も運行本数が少ないので時刻表はよく確認してください。 各バス停付近にまともなバイク駐輪場が無いのもネックです。
 
 バスは例の二輪通行禁止の道を登っていくのですが、ヘアピン続きの細い山道をから時折夜景がチラチラ見えたりします。 それと同時に細い道でバス同士がすれ違うバスの運ちゃんの運転テクも必見。
 ちなみにバスの運ちゃんがガイドのように軽く説明してくれたりと、手頃な料金のわりに満足できる方法だと思います。
◆ 函館バス 函館山登山バス ◆
案内:函館駅前4番乗り場より明治館前【地図】・十字街【地図】・登山口【地図】などを経由して函館山山頂へ
料金:片道400円均一・函館バス1日乗車券なども利用可能
バイク駐輪場:各バス停周辺にも特になし。登山口バス停から函館山ロープウェイバイク駐輪場までは近いが、満車の可能性高め
運行時間・期間:時期によって異なるので下記HPをチェック
HP函館バス
・最新の情報はHP左側のお知らせを確認
★Googleマップで【函館バス/函館駅前4番乗り場】を見る★

③ 徒歩で登山

 函館山ロープウェイのハイキングマップを見るといくつかの登山ルートがありますが、大体1時間程度あれば山頂まで辿り着きます。 数あるコースの中にはハイキング感覚で登れるルートもあり、時間さえあれば無料で山頂まで行ける手段です。
 道中に砲台跡もあるので、昼間に行くならそういったのが好きな人にはオススメのルートです。
ただ、夜景を見るためだけに暗くなってから登るのは少々しんどいと思われます。