長崎~熊本を繋ぐ安くて使いやすい航路
長崎県と熊本県を結ぶフェリーは4社から計3つのルートで運航されていますが、その中でも最も安く長崎~熊本を移動できるのがこの有明フェリーです。
有明フェリー雲仙市多比良港(たいらこう)フェリーターミナル。 フェリーで渡ってさらに12㎞先にあるイオンモール大牟田の看板がデカデカと設置してあるのが気になる・・・。 雲仙、島原市民はわざわざフェリーに乗ってイオンモールに行くのだろうか・・・?
九州各地にある短距離フェリーターミナルとしては規模が大きくて、建物内にレストランや売店もあってそこそこ充実しています。 他の短距離航路よりも利用客も多いのでそれなりに施設も充実してるのかな?
船舶への進入経路もかなりしっかりしています。 バイクは1階の車両甲板に停めるのでスロープは使わないけど、ここまで整っている短距離フェリーもちょっと珍しい。 よほど利用客数の多い航路だと伺わせます。
フェリーは「有明きぼう」・「有明みらい」・「サンライズ」の3隻の船で1日16~19往復、約1時間間隔で運行しています。
他のフェリー会社と同じく、バイクは四輪よりも先に乗せられます。 船舶もやや大きめなのでバイクの収容台数も多そうです・
車両が積み終わるとすぐさま出航。 さっきまで走ってた雲仙岳が遠くなる・・・
有明フェリーの特徴の一つとして、デッキからカモメのエサやりが出来ます。
こういう光景は船に乗っていればちょくちょく見かける光景であり、その反面フン害などのトラブルによってフェリー会社によってはカモメへのエサやりを禁止しているところもありますが、有明フェリーは全然OKです。
むしろ、売店にカモメのエサ用のパンまで販売していてエサやり体験をひとつの売りにしてるくらいです。
客室内はごくごく標準的なロングシートが並んだ2等客室。 雑魚寝部屋はありませんでした。 船内に売店もあります。
外のデッキスペースも広いので船内でゆったりしてもいいし、カモメを眺めつつ有明海をのんびり見るのも。
航行時間はおよそ45分ほど。 ちょっと休憩しつつこの先のルートを考えてると結構あっという間に熊本県長州町の長州港に着きます。
有明海に阻まれた長崎と熊本を繋ぐ便利な航路の中でもここだけ極端に安くて便利なので九州ツーリングでは非常に重宝する航路です。