今もコンクリートアーチ橋が残る廃線跡
国鉄 宮原線(みやのはるせん)は、大分県九重町の恵良駅から熊本県小国町の肥後小国駅までの26.6kmを結んでいた路線で1984年に廃線になりました。
廃線後は長年放置されていましたが、鉄道跡の橋梁が多く残っていて近代遺産として歴史的価値の評価が高いこともあって、一部はウォーキングコースとして整備されています。
こちらは宮原線の終着駅、肥後小国駅跡。 現在はこの場所に道の駅「小国」が建てられて、旅行客の観光案内所兼バスターミナルとして機能しています。
また、道の駅小国から約4kmにかけて廃線跡を辿るウォーキングコースが整備されています。 時間と足に自信がある人は歩いてみるといいかも。
で、歩いて向かう時間が無いけど、とりあえず有名どころは見ておきたいって人は道の駅から2kmほど離れた県道318号線沿いに幸野川橋梁があります。 のどかな県道318号線を走っていると突如現れる幸野川橋梁。 細い田舎道に巨大なコンクリートアーチ橋が堂々と立て構えてる姿はちょっとビックリさせられます。
橋脚の上は先ほど言っていたウォーキングコースとなっています。 ここからウォーキングコースの上に登れるそうですがそれらしい道が見つからず・・・。 登れないかも?
橋脚周辺にはまるで米でも育ててるかのようなフランクな感じで牛を育ててる畑(?)のような牧場も。 田んぼ区画に挟まれてのんびりと過ごしている牛さんがなんだかシュール。
もちろんウォーキングコースを歩けば他にも面白そうなところがありますし、コンクリート橋梁もたくさんありますが、僕が見たのはこれだけ。 でもこの幸野川橋梁は旧宮原線跡でも最も有名な橋梁なので、とりあえずここは抑えておきたいところです。
案内:国道312号から県道318号の分岐「玖珠 北里」方面へ、1kmほど道なり
料金:無料
バイク駐輪場:無し。橋を眺めるだけに数分程度なら路駐で問題ないかと
見学時間:24時間
所要時間:約10分
【訪問時期:2013年9月/最終更新:2019年7月】