山深い渓谷あり、温泉ありの宮城県有数の行楽地
鳴子峡(なるこきょう)は宮城県北部の国道47号沿いにある行楽地で、特に宮城県でも有数の温泉地として、紅葉時期の鳴子峡の姿は全国でも有名なエリアとして知名度を誇っています。
鳴子峡の温泉地は鳴子温泉・東鳴子温泉・川渡温泉・中山平温泉・鬼首温泉の5か所のエリアに分かれていますが、僕が立ち寄ったのは鳴子峡の温泉郷の中心部となっている鳴子温泉です。
中心駅となる鳴子温泉駅は国道47号からもほど近く、ツーリングでもアクセス良好な温泉街となっています。 駅周辺は温泉街らしく入り組んだ路地に旅館や食堂やお土産店などがズラリ。
また、鳴子温泉には日帰り入浴客用の無料の駐車場「鳴子温泉 湯めぐり駐車場」が整備されているので非常に便利。 この駐車場から徒歩圏内で概ねの鳴子温泉の公衆浴場に立ち寄ることができます。
駐車場には無料の足湯スペースが。 足湯は鳴子温泉駅前など、温泉郷の中のいたるところにあるので足湯だけでも入ってみるのもいいかもしれません。
周囲はコンクリビル式のホテルや旅館が目立ちます。 風情を楽しむ感じな温泉街では無いかもしれませんがこれはこれで温泉街ならではの景色ではないかなと。
鳴子温泉の公衆浴場の1つである早稲田桟敷湯 【地図】は戦後間もないころ、早稲田大学の学生が掘削の実習で掘り当てたという温泉。
斬新な建物のデザインと無料の休憩スペースがあるのがオススメなんですが、訪問当時はリフォーム工事中で入れず。
そしてお目当ての滝の湯 【地図】へ。 駐車場から徒歩5分くらいでした。 小ぢんまりとした建物と湯舟なものの、隣の鳴子温泉神社の御神湯として歴史があり、鳴子温泉を象徴する温泉です。
入浴料金は鳴子温泉でも最安クラスの当時150円!(現:200円)
中の写真は撮ってないので大崎市HP等で確認してほしいのですが、白濁とした湯舟にやや強めの硫黄臭。
湯舟は「あつめ」と「ぬるめ」の2つに分けられていて、「あつめ」は本当に熱い! いかにも温泉処の温泉って感じなお風呂に入れます。
せっかくなので、滝の湯に隣接している鳴子温泉神社【地図】にも行ってみました。 滝の湯からだと鳥居をくぐって、階段をちょっと登っていくと神社が見えてきます。
鳴子温泉神社。 それほど大規模な神社ではないものの、温泉街に静かにたたずむ神社としていい感じに風情があります。 僕は貰ってないですが御朱印もあるそうです。
さて、鳴子温泉を後にして山形方面へ3㎞ほど走らせたところに、鳴子峡レストハウスがあります。 鳴子峡レストハウス【地図】。 ここから散策道が続いていて、鳴子峡で最もメジャーな撮影スポットまでの展望台が整備されています。
この橋は国道47号に架かる橋で大深沢橋という橋。 よく観光雑誌等で取り上げられる鳴子峡らしい景色が見ることができます。
紅葉の時期ともならば、レストハウス周辺は大混雑必須となります。
さらに大深沢橋のたもとまで歩ける散策道も続いていますが、帰りが恐ろしくしんどそうなのとそこまで時間が無かったのでパスしました。 もし時間があるなら散策してみるのがいいでしょう。
さらに2011年のツーリングでは、大深沢橋の大崎側にある鳴子峡新展望台【地図】にも行きましたが・・・
山深い鳴子峡の姿は見ることができたのは満足ですが、これぞ鳴子峡!って雰囲気には及ばず。
大深沢橋の姿も見れないので、やはり鳴子峡レストハウスからの景色の方がより鳴子峡っぽい姿が見れるかと思います。
そんな感じで散策すればするほど意外と見どころがある鳴子峡と鳴子温泉郷です。 行楽シーズンや紅葉シーズン以外ならばそれほど混雑することは無いので、ツーリングで予定を組み立てやすい観光地かと思います。
料金(滝の湯):入浴200円/鳴子温泉エリアに点在している足湯は無料
バイク駐輪場:「鳴子温泉 湯めぐり駐車場」を利用。無料/四輪と共用
※湯めぐり駐車場利用時間:8:30~20:00
営業時間:7:30~22:00(最終受付21:30)
定休日:無休
HP:鳴子峡温泉郷観光協会
【訪問時期:2011年10月/2015年9月/最終更新:2021年1月】
★Googleマップで【鳴子温泉 湯めぐり駐車場】を見る★