【撮】 三内丸山遺跡 ★★★☆ 【青森市】

東北地方
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日本最大級の縄文遺跡

 三内丸山遺跡は今から約5500年前から4000年前の縄文時代の集落跡地で、全国的に点在している縄文遺跡の中でも非常に大規模なため、縄文時代の人々の生活を知る上で世界的にも貴重な遺跡となりました。

 以前は一部展示施設を除いて無料で入場できたんですが、2019年より屋外の遺跡を含め有料となっています。 入り口には縄文自遊館という、とても遺跡の入口とは思えない程ご立派な施設がお出迎えしてくれます
 この施設内では、三内丸山遺跡についての説明や出土品の展示、勾玉などの手作り体験(有料)などができます。

 当時の縄文時代の生活を再現した「さんまるミュージアム」内。 ここでは三内丸山遺跡で出土した1700点もの遺物が展示されています。

 訪問当時(2013年)はここも無料で見学できたんですが、むしろ無料でここまで見学できたのが不思議なレベルだったので、まぁ有料化されても損は無いかと。

 そして屋外の遺跡エリアに出ると、教科書で見たことあるようないかにもな縄文時代の住居が点在していますが、その中でも特に目を惹くのが・・・

 三内丸山遺跡のシンボル的な遺物である、六本柱建物跡(復元)。

 この六本柱建物跡は縄文時代にして、高さ14.7mと柱を立てるのに必要な技術や指導力、縄文時3階建ての建物を作る建築技術や柱の感覚が統一されていることから、測量技術の発達などが伺える非常に重要な資料として高く評価されています。
 これは祭壇や見張り台として使われていたという説などがありますが、定かではありません。

 現在の六本柱建物跡はレプリカで、本物は少し離れたドーム状の建物の中に土台のみ現存されています。 保存に適した温度と湿度に調整されて、丁寧に保存されているのがわかります。このような保存施設が他にもいくつかあり、自由に見学することができます。

 その六本柱建物跡のすぐ近くにある大型竪穴式住居。 こちらも中に入ることができます。

 他にも、一般の住民の家である竪穴式住居や高床式住居など、子供の頃教科書で見たあのままの建物が点在しています。

 全てを見て回ろうとするとかなり時間がかかりそうです。

 ちなみに現在発掘調査を行っていて、機会があればその発掘の様子を生で見ることが出来ます。
 史跡マニアなら是非行っておきたいところ。 興味ない人でも一度は来て見たら意外と楽しめると思います。

◆ 三内丸山遺跡 ◆
住所:青森県青森市三内丸山305

料金:無料エリアはごく一部、屋外の遺跡エリアや屋内展示施設は観覧料410円
・特別展などは別途観覧料が必要
バイク駐輪場:無料、第一駐車場に専用スペースあり

見学時間:10月~5月/9:00~17:00
6月~9月/9:00~18:00
・入場は閉館30分前まで 
休館日:年末年始

所要時間:60分~90分

HP:三内丸山遺跡公式HP

【訪問時期:2013年6月/最終更新:2020年10月】

★Googleマップで【三内丸山遺跡(第一駐車場)】を見る★

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