大きく、複雑に成長したイチョウの木にビックリ!
イカ焼屋が並ぶ津軽郡深浦町の国道101号線から少し道を外れたところに、日本一大きいとされるイチョウの木があります。
それは「北金ヶ沢の大イチョウ」と呼ばれていて、さすがに日本一の大きさなだけあって大きいのはもちろんのこと、想像の斜め上をいく成長を遂げた姿の巨大な木でした。
国道101号より一本海側の道を進むと目の前にある一塊の森のような部分、これすべてが一本のイチョウの木です。
根本まで行くとさらに驚き なんじゃこりゃ! 幾つかの木々が密集しているようにも見えますが、これでもちゃんと一本の木だそうです。
北金ヶ沢の大イチョウは高さ31m,幹周り約22m,樹齢1000年以上の古木で、国の天然記念物にも指定されています。
これほどまでに大きなイチョウの木は全国でも珍しく、海外でも例を見ないとのこと。
裏側から見るとよりハッキリと木の成長の過程がわかるかも まるで木のつららのように地面に向かって木の枝が成長しています。 これは他の巨大なイチョウの木にもよく見られる”気根”という特徴で、乳のように垂れ下がっているように見えることから「垂乳根のイチョウ」として親しまれ、お乳の出ない女性がこの木を触ると出るようになるとして昔から深く信仰されています。
所々損傷している部分がありますが、おおむね健全で今も少しずつ成長しています。
巨木マニアなら必見。 そうでなくとも、長らく続いてきた生命の神秘を垣間見ることができる立ち寄り必須スポットです。
・位置的にはJR北金ヶ沢駅より約200m西側にあり、国道101号より案内板あり。
料金:見学無料
バイク駐輪場:大イチョウの約20m手前に若干の駐車スペースあり(公衆トイレが目印)。無料,四輪と共用
見学時間:自由
・紅葉の時期の11月中旬~下旬のみライトアップあり(20:30まで)
所要時間:約20分
HP:青森県観光情報アプティネット/日本一の北金ヶ沢のイチョウ
【訪問時期:2011年10月/最終更新:2020年9月】