【撮/走】 八郎潟干拓地 ★★★★★ 【大潟村】

東北地方
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まるで北海道のような直線道路だらけの干拓地

 男鹿半島の付け根に位置する八郎潟は、かつては琵琶湖に次ぐ国内2番目の面積を誇る湖でした。
 しかし1957年、戦後の食料増産を目的として湖の大部分を農業用に埋め立てる大規模な干拓工事が始まりました。

 その干拓工事で埋立地のエリアは当然ながらほぼほぼ農地ですが、西側の一部に住居や役場を整備されていて大潟村として一つの自治体が誕生しました。 合併や分割で誕生した市町村以外では現在、最も新しい自治体となります。  Googleマップで見ると確かに湖を埋め立てて出来た土地なんだなとわかると思います。 ツーリングマップルでペラペラ地図を見ているライダーにとっては、中々興味を惹かれるものがあります。

 という言うわけで、大潟村のほとんどは埋め立てられた農地なので基本的にほぼすべての道が直線道路となっています。 村内の大動脈は国道101号線の抜け道的な役割の県道42号線、 大潟村を横一直線に貫く県道54号線、 通称「菜の花ロード」とも呼ばれる県道298号線です。
 メインの県道もそれ以外の農道もほとんどの区間で、北海道のような先の見えない長い直線道路を走ることができます。

 そんな直線道路の続く県道298号線にあるのがこれ、大潟富士 「日本一低い山」をアピールしている人工の山です。
 その高さは富士山の1000分の1の3.776m、さらに頂上の標高(海抜)はちょうど0mと、なにげに計算されて造られた山です。
 一度は国土地理院の地形図に掲載を求めたものの見送りになりましたが、現在は地形図に表示されています。

 そのため日本一小さな山として有名な大阪の天保山(4.53m)を下回りましたが、宮城県の日和山(6.05m→津波により3m)には惜しくも届かず。 しかし標高で言うなら日本一低いので日本一マニアなら押さえておくべきでしょう。

 そんな10秒あれば登れる大潟富士の山頂。 たかが3mと思いきや、意外と見渡せます。

★Google マップで【大潟富士】の地図を見る★

 ちなみにこの八郎潟の中に北緯40度,東経140度交会点記念碑【地図】(※フラットダートあり)があり、10度単位で緯度経度が交わる地点は日本の陸地ではここだけだとか。 残念ながら僕は時間が合わず行ってないんですが、こちらもマニア必見の記念スポットではないでしょうか。

 大潟村には唯一?の大型施設の道の駅「おおがた」がありますが、道の駅で秋田名物のババヘラアイスを販売していました。 あらかわいい。 売り子のおばちゃんがヘラでキレイな花形にしてくれます。 お値段は確か200~250円だったかと。

 ババヘラアイスは遠藤冷菓が運営している移動式のアイスクリーム屋さんで、秋田県内の国道沿いや道の駅や大型施設や観光地などのあちこちで販売しています。
 おばちゃん一人とパラソルを立てているのが目印で、高知のアイスクリンとそっくりですね。

◆ 八郎潟干拓地 ◆
青線は県道42号(道の駅など)赤線は県道298号(大潟富士など)緑線は県道54号
住所:秋田県南秋田郡大潟村
料金:通行無料
バイク駐輪場:各所無料、四輪と共用
HP大潟村/観光のご案内
【訪問時期:2008年~2013年に数回/最終更新:2021年1月】
★Googleマップで【道の駅おおがた】を見る★

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