変化続ける渋谷の中で今も残る昭和の町中華
とある連休中、深夜の変な時間に目が覚めてしまったので、なんとなく東京までひとっ走りしてきました。
国道246号を走って渋谷に入るころには朝6時頃でしたが、日曜早朝という事もあってか交通量も少なくて、こんなに気持ちよく都心を走れたのも超久々でした。
それはそうと、せっかく渋谷で朝を迎えたんだから、渋谷でしか食べられない朝食でもないかなーって軽く調べたんですが、チェーン店やオシャレなカフェ的な店を除いたら意外と見つからなかったんですよね。
さすがに渋谷まで来てチェーン店はなんかもったいないし、カフェでモーニングって気分でもないし、ちょっとガッツリ食いたいぞ…
そんな中、美味しそうな大衆食堂が朝7時から営業しているらしいので行ってみました。
それがこちら、「兆楽」道玄坂店です。
京王渋谷駅と渋谷109の間くらいの飲食街にあるリアル町中華でございます。 や、渋谷のど真ん中でこんな渋い町中華も珍しい気がしますね。
調べてみるとどうやら、昭和30年代創業の老舗大衆食堂でして、ここ道玄坂店と本店の宇田川町店の2店舗があり、宇田川町店の方は渋谷に数回来た人なら「あーあそこか」って思うかもしれません。
ただ、朝7時から営業しているのは道玄坂店のみということで、道玄坂店にやってきました。
メニュー/店内の様子
さてまずメニューですが、窓一面にメニューが写真付きでビッシリ出ているので入店前から品定めしやすくて助かります。
まぁ個人的には店の前に写真とメニューがドドーンとアピールしてるお店って、基本ハズレか観光客向けって偏見を持ってますが、「兆楽」の雰囲気から察するに、そういうわけではないハズだ。たぶん。
で、ざっと見る限り50種類以上はありそうなラインナップでかなり迷いましたが…
せっかくなので、7時~11時まで限定の朝定食からチョイスすることにしました。
店内はいかにも古き良き大衆食堂でして、昭和に取り残された大衆食堂っぽさが漂っています。
狭い店内に10席程度のカウンター、2~4人がギリ使えそうな小さめのテーブル席が3席程度と小ぢんまりとしていて、開店して10分後くらいに入店しましたがすでに満席近いほどにぎわっていました。
厨房内からは日本語半分、中国語?が半分くらい会話が入り混じっていて、朝から活気がありました。
野菜炒め定食 (玉子付き) 600円
頼んだのはこちら、朝定食の野菜炒め定食(玉子付き) 600円。 定食は味のり・お新香・みそ汁が付きます。
玉子は生卵か目玉焼きが選べたので目玉焼きにしました。 ごはんは普通サイズだったかな…? 大盛りにしたかも?
これなら朝ご飯をしっかり食べたい時にちょうどいいボリュームじゃないでしょうか? お野菜たっぷりで健康的でして、これで600円ならなかなかいいんじゃないでしょうか。
朝定食の中では一番料理人の腕のスキルがわかるんじゃないかなという理由で野菜炒めにしたんですが、ちょうどいい炒め具合でして、変に水分が出てるわけでもなく、程よく野菜がシャキシャキしていて完成度が高かったです。
味付けは薄味だったので、お好みで味変して食べることができます。
野菜炒めなので当然ながら肉要素は無かったんですが、野菜の量も種類も多めで一品料理としても十分なボリュームじゃないでしょうか。
その他/良かった点・気になった点
そんな訳で気軽にかつ、しっかりとした朝ご飯を食べるならオススメの「兆楽」でして、次回は通常メニューも食べてみたいなーって思いました。
どうやらテレビでもたびたび紹介される人気店で、行列ができることも多いらしいのでタイミングによっては数十分待つかもしれないですが、再開発真っただ中な渋谷の中で時代に取り残されたかのような古き良き町中華の味を味わいたかったら「兆楽」に行ってみましょう。
○種類豊富なメニューで値段も大体1000円前後
○朝7時から営業、11時まで朝定食メニューあり(道玄坂店のみ)
・朝定食の野菜炒め定食はシャキシャキお野菜たっぷりでコスパ良し
・店内やや狭く、ガヤガヤしている
・清潔感も昭和のリアル町中華並み
「兆楽 道玄坂店」詳細
料金:各料理・定食で大体1000円前後
バイク駐輪場:なし
・当ブログ「渋谷駅周辺の大型バイクOKのバイク駐輪場一覧」を参照
営業時間:7:00~23:00
定休日:年中無休
【訪問時期:2025年3月/最終更新:2025年3月】
★Googleマップで【兆楽 道玄坂店】を見る★
