全国でも数少ない「裏見の滝」の中でもインパクト最大の滝!
鍋ヶ滝は落差9m,幅20mと、高さは低く幅が広い横長の滝ですが、ここは全国でも数少ない裏見の滝と呼ばれる、滝の裏側からの景色を鑑賞することができる非常に珍しい滝です。
初見の2009年頃は路肩のような車1台分の駐車帯にバイクを停め、スコップと土嚢で作ったような獣道の斜面を下らなければ辿り着けないような、知る人ぞ知るようなスポットでした。
が、CMのロケ地だったり旅番組なんかで一押しスポットとして採用されるなど全面的にPRされるようになっちゃったので、今では阿蘇から一足伸ばした的な観光地としてメジャーなスポットになりました。
と、言う訳で現在は立派な観光地となったためか再訪するとこんな立派な階段まで整備されてました。 ついでに数台程度しか停められなかった駐車場もガッチリ整備されて収容台数増加&売店までありました。
鍋ヶ滝はこの階段を下って落ち着きのある渓流まで出て、少し右に進んだところにあります。 鍋ヶ滝。 高さはそれほどでは無いものの幅が長いので、まるで水のカーテンの様に流れ落ちる様子が特徴的。 抉り取られたような断崖絶壁や周辺の渓谷のロケーションもあって滝だけでなくこの空間自体が幻想的な景色です。
そんな鍋ヶ滝の裏側に簡単に入ることが出来ます 断崖の下の空間はまるで洞窟の様にだだっ広く抉られています。 滝の裏側に、これほどまでの空間があるとは何がどうなって形成されたのか・・・とても奇妙な光景です。
そんな鍋ヶ滝の裏側から見る水のカーテン。 全国で数箇所ある「裏見の滝」の中でもおそらく最も迫力あるであろう豪快な姿。
じっくり眺めていたいところですが水量によっては水しぶきがものすごいのであまり長く居ると服もカメラも濡れてしまいます。 前日までの雨量によっては裏側に行くまでにずぶ濡れになってしまうかもしれない程の水量の日もあるので注意。
そのままぐるりと回って反対側からも鍋ヶ滝が見ることが出来ます。 このアングルの鍋ヶ滝もまた違った印象を持たせてくれます。 鍋ヶ滝に行くなら裏側に回ってこそ価値があるでしょう。
静かで綺麗な渓谷、幅のある滝、洞窟のような巨大空間、裏から見る滝の姿・・・なんとも幻想的な要素がふんだんに詰まっている魅力ある滝です。
阿蘇エリアからちょっと離れてますが、ルートから外れてでも見に行って欲しいスポットです。
案内:国道387号「黒渕簡易郵便局」付近の生活道路を北に進みますが、ちょっとわかりにくいです。 要所ごとに案内板はあるものの小さいので見落とし注意。
・鍋ヶ滝周辺道路は1.5車線の生活道路。観光車両も多いのですれ違いに注意
料金:鍋ヶ滝入場料300円
バイク駐輪場:無料・四輪と共用
見学時間:9:00~17:00(16:30最終入場)
所要時間:約40分
・お盆・ゴールデンウィークなど連休シーズン時は旧蓬莱小学校臨時駐車場※地図※に停めて、シャトルバスに乗り換える必要あり。ハイシーズン時には1時間ほど並ぶことも。 シャトルバス運行時は鍋ヶ滝駐車場まで直接行くことはできません。
HP:小国町/鍋ヶ滝
【訪問時期:2009年8月/2013年9月/最終更新:2019年7月】
★Googleマップで【鍋ヶ滝駐車場】を見る★
※上記マップの駐車場が混雑時はさらに100mほど北に進んだ先に広めの第二駐車場があります(無料/四輪と共用)