湯の川温泉発祥の地
函館市内は割と至る所で天然温泉の銭湯が点在している町なんですが、その中でもホテルが立ち並んで温泉街と呼ばれるほど大規模な温泉が湯の川温泉。 その湯の川温泉の発祥の地とされるのがこの湯倉神社(ゆくらじんじゃ)です。
湯倉神社入口に向かって右側には湯の川温泉発祥の地を示す石碑があります。
歴史としては1453年頃に木こりが偶然湧き湯を発見し、その後関節痛を患っていた木こりが湯治した所、完治したのでお礼にと小さな祠を立てたことから始まり。
1655年、松前藩第九代藩主高広が幼少の頃に難病に侵されていた時に、母親が見た夢の中でのお告げによって温泉に入ったところ、程なくして全快しました。 それを感謝して社殿を改装して湯の川温泉として発展することになりました。
現在では湯の川温泉は函館を代表する温泉街としてホテルや旅館が立ち並ぶエリアとなっています。 函館空港や路面電車でのアクセスもいいので、ツーリングライダーよりは普通に観光客にとってアクセスがいいのが特徴。
そんな湯の川温泉の原点ともなる湯倉神社の社殿は1941年に竣工したもの。 境内の規模は神社としてはまぁごく普通の広さかなと思いますが、函館を代表する神社の1つとして観光客にも人気のスポットとなっています。
そして、湯倉神社には北海道内8か所にしかない「えぞみくじ」を取り扱っています。 アクセス的にゲットしにくい稚内の北門神社や根室の金刀比羅神社同様に北海道端っこにある「えぞみくじ」なので、コンプリートしたいなら是非立ち寄りたいところ。
別に手で取ってもいい気もしますが、竹竿で吊り上げる仕組みになっていて、写真のように白色と金ピカのイカの形をした「えぞみくじ」でした。
神社の規模的にはまぁそこまで見ごたえがあるわけではないですが、湯の川温泉の歴史を物語る神社として非常に見ごたえのある神社でしたので、「えぞみくじ」目的以外でも参拝してみるのもいいかと思います。
料金:参拝無料、えぞみくじ400円
バイク駐輪場:神社境内北側に駐車場あり。無料/四輪と共用【地図】
・道道100号線北行きからアクセスする場合、中央分離帯があるため神社北側の道へ右折できません。道道100号線南行きまたは道道83号線東行き方面からアクセス
参拝時間:24時間/おみくじ取り扱い時間は不明
所要時間:約20分
HP:湯倉神社
【訪問時期:2020年10月/最終更新:2021年4月】
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