世界で唯一のばんえい競馬場!
帯広市街地から少し離れたところにある帯広競馬場は、世界唯一のばんえい競馬場として有名です。
かつては帯広市の他に旭川市、北見市、岩見沢市の4ヶ所にあったばんえい競馬場ですが、経営難により次々と廃止。
残る帯広市も廃止を検討していましたが、ファンの要請や支援を得てなんとか存続することが出来ました。
帯広競馬場入口。 何気に競馬場に入ること自体が初なのでちょっとワクワク 競馬場入口には農産物直売所や飲食店が立ち並ぶ「とかちむら」と馬の資料館があります。
その先入場券を買って競馬場内へ
券売機周辺は僕のイメージ通りのちょっと殺伐とした空間ですが、観光地化されてるからか観光客の割合がかなり高いです常連風のおっちゃんと観光客、ちょうど半々ってとこかな。
さて、このばんえい競馬は通常の競馬とは全く違い、重りをつけた馬が起伏のある直線コースを走りきるレースです コースの全長は約200m。途中に高さ1mと1.7mの起伏があります。
そしてレースが始まり、馬が坂の手前まで行くと・・・ 馬は一旦止まります。レース中なのにピタリと馬が止まる光景はなんともシュール。
呼吸を整えてタイミングを見計らい・・・一気に駆け上がる!
馬に付けられている重りは合計600kg前後(+騎手の体重)。
重りの量は馬の年齢や戦歴によって変動しますが、これだけの重りを付けて坂道を登るのはかなりキツいものです。
馬の体つきも、速さを求めたスラッと華奢な筋肉ではなく、ゴツくて太い筋肉モリモリなマッチョなお馬さんです。 なのでこのばんえい十勝では”馬力”を感じる力強いレースが見られます。
ちなみに、馬のスピードはそれほど早くない上、レース場にかなり近いところに観戦広場があるので、馬と一緒に歩きながら応援できるのもばんえい競馬の特徴の一つです。
普通の競馬のイメージとは全くかけ離れた非常に珍しいこの競馬レースは一度は見たほうがいいかもしれません。
案内:国道236号線から「大通南9」交差点西へ、その先道なり
ちょっとわかりにくいかも?
料金:競馬場入場券100円
※とかちむら、馬の資料館は入場無料
バイク駐輪場:無料,二輪専用スペースあり
営業時間:4月下旬から毎週土・日・月曜にレース開催
レースは11:00~17:00頃まで(変動あり)
HP:ばんえい十勝オフィシャルホームページ
【訪問時期:2011年9月/最終更新:2019年3月】