コバルトブルーの不思議な池
青い池はここ数年で有名になった景勝地の1つで、2012年にApple社のノートパソコンの壁紙に採用されたことで一躍話題スポットとなりました。
かつてはただの河川工事の現場だっただけの場所ですが、2019年現在では青い池最寄りの駐車場の他に徒歩10分第二駐車場とアクセス路が整備され、もはや立派な観光地の1つとして成り上がって(?)います。
最寄りの第一駐車場は美瑛市街から吹上露天の湯へと続く道道966号線の途中に、青い池に繋がる駐車場があります。
そこから散策路を5分ほど歩きます。
青い池を見渡す散策路は白樺の木に囲まれていて、これはこれで幻想的な空間です。
そんな白樺の隙間から見える青い池 青い池に浸かっている手前の木だけが立ち枯れていています。
青い池といったら摩周湖の神の子池や青森・秋田県境にある白神山地の青池がありますが、どちらも透き通った青さに対して、美瑛の青い池は濁っていて、池の底が見えるような透き通った青さではないです。 まるで水色の絵の具を溶いたような青さです。
青く見える原因はまだ分かってないのですが、美瑛川上流の白金温泉からアルミニウムを含んだ水が流れてくるためで、光の加減で青く見えるのではないかという説が有力です。
また、十勝岳の噴火に備え、火砕流を止めるための工事をした結果、森に水が流れ込んで、一部が枯死したとの事です。
青い池のすぐそばに美瑛川が流れています。 やはり青いです。
また、今までに2回青い池に訪れたことがあるのですが(2010年と2013年)、どうやらその日の水量や天候次第で青さが変わるっぽいです。 上記の写真は2013年撮影時のもので、前日に雨が降っていました。 トップに表示されている、より青らしい画像のものは2010年撮影時のもの。この時は1週間以上雨は降っていませんでした。
また、元々工事現場だった事や、以前の秘境感と比べてあまりにもメディアに持ち上げられすぎたのか、ライダーの間ではガッカリ名所ともいわれています。
確かに周囲は河川工事の形跡が丸見えで、壁紙のように本当に美しい部分はごく一部。 写真で見るのと実際に見るのでは印象が違うスポットの1つなのは確かかもしれません。
それでも一度なら見に行ってもいいかも? 定番スポットの一つと言う事には間違いないです。
案内:道道966号線北側に駐車場があります。案内板あり
※ここ数年慢性的な渋滞が続いていましたが、2018年10月に道の駅「白金ビルケ」から青い池新駐車場までを結ぶ町道(約2.2㎞)が開通したので、渋滞解消が期待されます。
※第一、第二(臨時)駐車場ともにトイレ、売店等無し。 道の駅「白金ビルケ」を利用ください
料金:見学無料
バイク駐輪場:バイク1回100円、係員の指示により駐車
青い池最寄りの第一駐車場はシーズン時の連休中は非常に混み合います。 青い池と道の駅「白金ビルケ」の中間地点に第二駐車場(臨時駐車場/料金不明)があるので、そちらを目指した方がスマートに行けると思います。
所要時間:30~60分
見学時間:7:00~19:00(5月~10月)
・11月~4月はライトアップもあるので8:30~21:30
HP:美瑛観光情報/白金 青い池
【訪問時期:2010年8月/2013年7月/最終更新:】
★Googleマップで各地点の地図を見る★
【 第一駐車場(青い池最寄) ◆ 第二駐車場(臨時駐車場) 】