【食】　沖縄の食堂 「三笠」&「みかど」　★★★★　【那覇市】

どちらも地元人に親しまれている沖縄料理の食堂

　観光客からすれば那覇市の有名な繁華街と言えば国際通りが代表的なんですが、国際通りからゆいレールの線路を越えた向こう側、松山は主にキャバクラや風俗店が集まる歓楽街として「オトナ向けの那覇」的なポジションとして栄えています。

　そんな松山エリアで常連客から親しまれている食堂が2つあります。　「三笠 松山店」と「みかど」です。

沖縄独特料理のチャンポンが気になったけども・・・「お食事処 三笠 松山店」

　お食事処 三笠は50年以上前から営業している大衆食堂で、2016年に元の店舗から少し移動して現在の場所に移転オープンしました。
　本店である松山店の他に久茂地店の2店がありますが、久茂地店は現在休業中とのこと。

　さすがまだ移転オープンから3年しか建ってないからか、店内はかなり綺麗で明るい食堂って感じ。　そんな中、厨房でおばちゃんおねえさん達がワイワイと調理していて、いかにも沖縄のご家庭の味が味わえそうな雰囲気でした。

　さすが沖縄の大衆食堂屋さん、本州では中々見られないメニューが所々にあってどれも気になっちゃいます。　特に「○○ちゃんぷる」系が豊富でしばらくメニュー見つめて迷ってしまいました・・・

　ちゃんぷる系でまずイメージするゴーヤちゃんぷるもあるけど季節限定なんですね。　ポークたまごもありましたがお昼に名護市内で食べたのと、夜ご飯としては少し力不足かな？

　沖縄で「ちゃんぽん」と言えば麺類ではなく、ご飯の上に野菜炒め的なのを乗っけた料理と言うことをここで初めて知りました。　　オススメ№３の牛肉ととうふのニンニク炒めもガッツリいけてそうで気になりましたが・・・

　ここはひとつ、ちゃんぷる系を味わいたかったので、ふーちゃんぷる 700円にしました。　ライスと春雨っぽいのがちょっと入ったみそ汁が付いてきます。

　沖縄のお麩は車麩なんですが、北陸地方にもある車麩よりもちょっとふんわりしているのが特徴らしく、お麩はお肉の脂身のような、少しだけ弾力のある柔かいお肉な感じでした。　

　しっかりと濃いめな味付けなのでライスの方が先に無くなってしまうかも？　ライス大盛りくらいでちょうどいいかもしれません。　なんにせよ美味しい沖縄料理が頂けたなぁと満足できたお店です。

　ちなみに三笠は専用駐車場が2台分完備されているのでバイクでも行けなくもない・・・かな？

国道58号沿いに構えるもう一つの人気大衆食堂「お食事処 みかど」

　先ほどの三笠から国道58号沿いに100mほど離れた所にあるのが、お食事処 みかどです。　お互い近い距離にあるからか、地元民は「三笠派」か「みかど派」で別れてるんだとか別れてないとか？
　しかしこちらもテレビなどでも紹介されるほどの人気店です。

　店内は少し老舗感はあるものの、綺麗で落ち着きのある雰囲気で、三笠同様におばちゃんおねえさんたちがせっせと調理していて期待できます。　
　こちらも沖縄ならではの料理を中心に三笠とほとんど同じようなメニューが並んでいます。　こちらにも「ちゃんぽん」があって、どうやらお店それぞれでオリジナルな「ちゃんぽん」があるそうです。

　しかし、訪れた時は開店早々の朝だったのでシンプルに・・・　みそ汁 600円を頂きました。　みそ汁でも小ごはんがついてきます。
　みそ汁なら大きな鍋からすくうだけかなーって思ってたら、小さな鍋に具材やら味噌やらを入れてイチから作ってるぽかったのがビックリ。

　沖縄で「みそ汁」と言えば丼ぶりサイズの豚汁レベルな一杯が出されることが一般的で、食事のサブでは無く、メインとして成り立つほど。
　みかどのみそ汁もご飯がついていて、朝食としてはボリューム十分です。

　たっぷりと浮かんだ青菜のみそ汁の中には豚肉に豆腐に平たいこんにゃくのようなものが。　食堂によってはポーク肉が入ってたりしてますが、みかどは普通に豚肉だったので実質豚汁ですね。

　丼の底には半熟の玉子が入っているのがポイント。　美味しいみそ汁ですが、ご飯のお供としては少し薄めかな？　付け合せの福神漬けと味付きの味噌？があるのでそれで味変して食べるのが良いかな？

　また次回も行きたいと思える2店でした。　今度は「ちゃんぽん」か牛肉ととうふのニンニク炒めを食べたいところですね。