時間&体力があるならば是非間近で見て欲しい! 極楽浄土を思わせる奇岩の絶景
仏ヶ浦は下北半島西岸にある景勝地で、ややアクセスしづらい場所にも関わらず、恐山や大間崎と並んで下北半島を代表する観光地の1つとなっています。
仏ヶ浦は断崖絶壁にあるので駐車場から坂道&階段を往復約40~50分歩くか、佐井村佐井港発着の仏ヶ浦海上観光やむつ市脇野沢港発着/佐井村牛滝港発着(一部青森港接続便あり)のシィラインで遊覧船から上陸する手段があります。
前回(2013年)は時間が無くてパスしてしまいましたが、今回はバッチリ下まで降りてきました。
駐車場から仏ヶ浦までは約600mの下り坂&階段となっています。 100mごとに写真のような看板があって、あとどれだけ歩けばいいかわかるので精神的にはちょっと楽です。
残り200m地点で階段の登場。 行きは下りなので楽なんですが、しんどいのは帰り。 階段も坂道もやや急なので移動だけでも往復50分前後は見ておいた方がいいでしょう。
そしてようやく仏ヶ浦に到着!
仏ヶ浦散策エリアには遊覧船の発着場をメインに歩道が整備されていますが、手付かずな岩場エリアも多数あって自由に散策できます。 売店や自販機は無いですが、トイレはありました。
トイレは散策コースから少し外れた所にありますが、そのトイレ前から見る景色もなかなかの絶景でした。
仏ヶ浦パノラマ(クリックで大きな画像を表示)
仏ヶ浦の奇岩は、約2㎞に及ぶ緑色凝灰岩が長年の海の浸食を受けて出来たもので、まるで極楽浄土を思わせる外観から「五百羅漢」「如来の首」「極楽浜」など岩の名称が付けられています。
間近に見てわかる奇岩の独特な形とスケールの大きさ。 実際に見てみないと伝わらないとわからない迫力があります。
全国に奇岩の景勝地は多々あれど、これほどまで大規模で独特な岩場をほぼフリーで散策できるのは貴重な経験です。
散策範囲も広く、1時間くらいかけてじっくり見ていました。 遊覧船だと散策時間が20~30分程度なので少々タイトな見学スケジュールかもしれません。
そしてお帰りは急な階段&上り坂の道。 これが結構ハードだったので歩きやすい服装と飲み物はしっかり持って行きましょう。
徒歩や遊覧船で往復する時間or体力orお金が無い場合は仏ヶ浦展望台から遠巻きに仏ヶ浦を見られますが、展望台から見るのと実際に間近で見るのでは印象が全然違うので、せっかくならば是非間近に見ておきたい景勝地です。
◆ 仏ヶ浦(仏ヶ浦駐車場) ◆
案内:むつ市から仏ヶ浦駐車場に行く場合、むつ市内の一部案内板は国道338号線を直進するよう表示されていますが、国道338号線は細道&山道カーブの連続で想像以上に時間がかかります。 県道46号&県道253号線を経由した方がほぼ全線2車線で快適かつ早く仏ヶ浦に着きます。料金:散策無料。遊覧船は下記HPにて確認してください。
バイク駐輪場:無料/四輪と共用
※仏ヶ浦まで駐車場から往復約40~50分
見学時間:特に制限なし(夜間照明無し)
所要時間:約120分
HP:佐井村観光協会/仏ヶ浦
佐井村佐井港発着遊覧船:仏ヶ浦海上観光
(青森港接続)むつ市脇野沢港/佐井村牛滝港発着遊覧船:シィライン
【訪問時期:2017年9月/最終更新:2020年7月】
★Googleマップで【仏ヶ浦駐車場】を見る★
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