巨石の上に巨石が乗る不思議な光景
この続石はどういう理由か、巨大な岩が巨大な岩の上に乗っかっているという、見れば見るほど奇妙な奇岩です。
「遠野物語」の増補版にあたる「遠野物語拾遺第十一話」に登場し、古代人の作った墓(ドルメン)の遺跡という伝説や、
武蔵坊弁慶が石に足をかけて持ち上げて作ったいう伝説があります。弁慶すげぇ
実際、どういう経緯で岩が乗っかった状態になったかは今も謎のままだそうです。
この間の隙間には大人1人ゆうに通ることができます。 この続石は鳥居の役目として伝えられているのかな?
ちなみに、この続石の近くに「泣石」という巨石もあります。
「遠野物語拾遺第十一話」によると、前述の通り武蔵坊弁慶は巨石を乗せたところ、その時巨石を乗せられた下側の巨石は「おれは位の高い石なのに一生永代地の大石の下にいるのは嫌だ」と一晩中泣き続けました。
武蔵坊弁慶はそれならばと一旦上の巨石を下ろし、現在の場所に移したと記されています。 それが現在の泣石と呼ばれる巨石ということだそうで。 弁慶すげぇ
15分の登山が必要な割には少々地味なスポットなんですが、時間があるなら立ち寄ってみてはいいかなと思います。
料金:見学無料
バイク駐輪場:国道396号沿いに若干の専用駐車スペースあり(無料,四輪と共用)
・駐車場から続石まで約15分の山道
所要時間:約40分
HP:遠野市観光協会/続石
【訪問時期:2013年6月/最終更新:2020年11月】
★Googleマップで【続石 (専用駐車場)】を見る★