【撮/食】 厳美渓&郭公だんご ★★★☆ 【一関市】

東北地方
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一度は食べてみたい「空飛ぶだんご」が有名

 厳美渓は岩手県南部の一関市にある渓谷で、国の名勝天然記念物に指定されています。 2011年に世界遺産に登録された平泉にも近いので、岩手県南部を代表する観光地の1つとして知られています。

 栗駒山の岩井側の中流に位置し、深い青色の水流と荒々しく削られた奇岩が約2㎞に渡って続いています。
 散策エリアがコンパクトでありながら、渓谷の絶景を感じられるのでツーリングで立ち寄るにはもってこいの寄り道スポットです。

 さて、この厳美渓に度々テレビなどで紹介される有名なだんご屋さんがあります。 「空飛ぶだんご」郭公屋(かっこうや)です。 だんご屋から対岸にある東屋までロープが張られていて、注文すると団子が入ったかごがロープ伝いにやってくる仕組みです。

 注文の仕方はかごにお金を入れて、この写真の板を備え付けの木槌で合図を叩くとお店の人がロープを引っ張ってくれるだとか。

 ただ、残念なことにここに来たのが早朝でまだお店はやってませんでした。 一人で買うにはちょっと勇気が要りそうですが、是非一度やってみたいもの。

※2013年6月再訪

 厳美渓の北側にある郭公屋のお店です。
 今回、厳美渓に到着したのが閉店間際だったでロープ受け渡し側まで回る時間が無かった(のと、一人で空飛ぶ団子をもらうのがなんか恥ずかしかった)ので直接お店のほうに駆け込んでしまいました。

 お店の様子 いかにも昔ながらのお茶屋な雰囲気が漂うお店です。 店内には昔のワープロ?などのコンピューターがあり、大正昭和レトロが感じられます。

 庭園風のテラス席もあり、厳美渓を流れる水の音を聞きながら、ゆっくり食べるのも風流です。

 ・・・が、団子を買っていると、気前のいいお店の兄ちゃんに「こんなとこじゃなくて上までおいでよ!来ていいよ!ほら!」と、3階にある空飛ぶ団子のロープ受け渡し場があるところまで、あれよあれよと案内されました。
 どうやらこの気前のいい兄ちゃんは空飛ぶ団子のロープ牽引担当のようです。  空飛ぶ団子のスタート地点が目の前という3階のVIP席?に案内され、ロープ牽引の兄ちゃんに色々旅のことを中心に話をしながら食べました。
 なんとこの空飛ぶだんごのシステム、100年以上前から代々続けられているそうです。

 これがいいことに、目の前で団子が空を飛ぶシーンを見ることができました。 上に書いてある通り、お客さんからの合図でお金の入ったロープを兄ちゃんが牽引します。
そして中に、だんごとおつりとお茶が入った紙コップ(!)を入れて・・・

シャーーーーーーー! …っと、かなり勢い良く対岸へ滑空しています。 え、お茶とか大丈夫なの??

 そして対岸で待っているお客さんの下へ・・・お茶は大丈夫っぽい? 牽引の兄ちゃんがロープを操って、うまくスピードを調節していました。さすがそこはプロですね。

 そしてこれが郭公だんご 400円(当時)

 こしあん、黒ごま、みたらしの3本が入っています。
 みたらしは少々醤油の辛めの効いたちょっと大人の味、対して黒ごまはかなり濃厚な甘さでお茶との相性抜群です。 ふんわり柔らかな団子もおいしかったです。

 いろいろと兄ちゃんから話も聞けたし、空飛ぶだんごを特等席から見れたので大満足です。 ちなみに空飛ぶ郭公だんごの他にも滝見だんごも有名な団子屋でしたが、残念ながら2020年12月27日に閉店するそうです。
 しかし他にも団子屋さんは点在しているので厳美渓と団子はセットで訪れ、食べてみるのがいいかもしれませんね。

◆ 厳美渓&郭公だんご ◆
住所:岩手県一関市厳美町
料金:厳美渓見学無料/
郭公だんご500円(2020年12月時点)など 
バイク駐輪場:不明。付近には有料の民間駐車場はいくつかあり
道の駅「厳美渓」から徒歩約10分【地図】
・郭公屋専用の無料駐車場あり(車数台程度)【地図】
営業時間(郭公屋):9:00~16:00 売り切れ次第閉店/冬季休業
所要時間:30~60分
HPいちのせき観光ナビ! 
参考HP食べログ/郭公屋
【訪問時期:2011年10月&2013年6月/最終更新:2020年12月】
★Googleマップで【厳美渓】を見る★

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