長い階段を登った先に見える絶景寺院
立石寺(りっしゃくじ)は通称山寺と呼ばれる天台宗の寺院で、出羽三山(月山神社・出羽神社・湯殿山神社)と並んで山形県を代表する寺社仏閣の1つとして非常に有名なお寺です。
立石寺の一番有名な撮影スポットである断崖に建つ開山堂と納経堂の景色は奥の院に続く1015段の石段の後半辺りに見えてくるので、もし奥の院まで行くならば往復2時間弱ほどの時間の余裕は見た方がいいです。
立石寺登山道を登ってすぐに見える大きな建物は根本中堂(こんぽんちゅうどう)。 立石寺の本堂にあたるお堂で、国の重要文化財に指定されています。
ちなみに、この日はちょうどシルバーウィーク真っ只中だったので、参拝者が多く非常に賑やかでした。
根本中堂から参道を進んだ所に売店&食堂があります。 ちょうど店前に天方名物の玉こんにゃくが売ってたので軽く腹ごしらえ。
玉こんにゃく。ここでは「力こんにゃく」と呼ぶそう(100円/当時)。 ちょいと濃いめの醤油味の玉こんにゃくで、参拝前や帰りに食べるにはちょうどいいサイズ感です。
売店のすぐ向かいには鎌倉時代に建てられたとされる山門があります。 ここから奥の院まで本格的に石段が続く参道となります。
参道は基本的に石畳で舗装されていて、石段を登ったり坂道を登ったりを繰り返す登山道。 要所要所で見どころがあったり小休憩できそうなスペースがあるので、自分のペースで参拝することができました。
売店から20分ほど山道や石段を登りつめると、いよいよ奥の院の入口となる仁王門が見えてきました。
仁王門を越えてからもまだまだ急な石段の参道が続きます。 ですが、ちょうどこの写真の階段を登った先辺りが立石寺一番の見晴らしポイント。
写真左の建物が開山堂で、その隣の断崖に建つ小さなお堂が写経を納める納経堂です。 おそらく立石寺で一番有名な撮影ポイントかと。
中でも納経堂は立石寺の境内の中でも最も古い建築物なのだとか。
断崖絶壁のお堂と山寺駅周辺の町並みを一望できます。 ここまで登ってきた甲斐がありますね!
さらに開山堂のすぐ隣にある五大堂は周辺を一望できる展望台のようになっているので、より広範囲に山寺周辺の景色を見渡す事ができます。
さらに五大堂から10分ほど歩くとようやく奥の院に到着! さすがに1000段越えの山道は過去トップクラスにしんどかったですが、休み休み行けばなんとかなる・・・かな?
しかし、連休中とはいえ奥の院までもかなりの人が登りつめてました。 それだけ立石寺の知名度が高いんでしょうか。
と言うわけで、せっかく登りつめたので奥の院の御朱印を頂きました。 他にも根本中堂など、道中いくつかのお堂でそれぞれ御朱印を頂けるそう。
そんなわけで非常にハードな参拝になりますが、それでも一度は登ってみて山寺の景色を拝みたいところ。
僕にしては珍しくシーズン時の参拝となりましたが、周辺はかなり混雑していて駐車場を探すのもちょっと苦労するのである程度目星をつけた方がいいでしょう。
◆ 立石寺(りっしゃくじ)通称:山寺 ◆
住所:山形県山形市山寺4456−1
料金:山門から先、入山料300円(根本中堂、売店までは参拝無料)
・根本中堂内陣参拝200円/宝物殿200円
バイク駐輪場:無料~約500円山寺専用駐車場としてこの位置【地図】に無料の駐車場(車約10台分のスペース)がありますが、常時満車気味
・周辺には有料の民間駐車場が点在していて、中にはバイク料金設定の駐車場や四輪と同額ならOKの駐車場もあります(大体300~500円前後)
参拝時間:8:00~17:00閉門
所要時間:約2時間、根本中堂のみなら約30分
HP:宝珠山 立石寺
参考HP:山寺観光協会
【訪問時期:2015年9月/最終更新:2021年2月】
★Googleマップで【立石寺(山寺)】を見る★◆【東北地方】の記事一覧へ戻る◆