【他/撮】 ねぶたの家 ワ・ラッセ ★★★★☆ 【青森市】

東北地方
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青森ねぶた祭りの雰囲気を1年中楽しめる施設

 ねぶたの家 ワ・ラッセは2011年に青森駅直近にオープンした青森ねぶたミュージアム兼観光交流施設で、実際に青森ねぶた祭りで使用された大型ねぶたを中心にねぶたが多数展示されています。
 青森市郊外にあった「ねぶたの里」が2013年に閉鎖したので、いつでも青森ねぶた祭りの雰囲気を楽しみたいなら、このワ・ラッセ一択となりました。

 一見祭り資料館には見えないこの建物がワ・ラッセです。 周囲にはA-FACTORYという青森りんごメインのお土産店や青森ベイブリッジ、八甲田丸なども徒歩圏内で、ワ・ラッセと一緒に定番観光ルートとなっています。

 館内はねぶたミュージアムの他に、イベントホールなどを兼ねているのでとても広くてスタイリッシュな造り。 ねぶたミュージアム入口は2階になります。

 チケットを買って入るとまずはねぶた祭りのルーツを華やかにかつ詳しく展示されていました。
 しばらく進むとねぶたミュージアムの見晴台に着き、ここからメインの青森ねぶたの展示スペースとなります。

 最初に目に入ったのは2017年度の優秀製作者賞の「妖術師 滝夜叉姫」作:北村春一
 他の青森ねぶたとは明らかに違う雰囲気を醸し出す、真っ白な骸骨が印象的でした。

 青森ねぶた祭りでは20を超える大型ねぶたが運行されていますが、最高賞の「ねぶた大賞」を初めとして、いくつかの賞が作品に与えられます。 ワ・ラッセではその中でも受賞された大型ねぶたをメインに4台ほど展示されています。
 1年サイクルで最新のねぶたが展示されるのと、ねぶた祭りの資料映像もその年に行われた最新の祭り映像を流しているので、毎年見に行っても楽しめます。

 そしてこちらが最高賞である「ねぶた大賞」と最優秀製作者賞を受賞した「紅葉狩」作: 北村麻子
 平維茂の鬼女紅葉伝説を表現した作品です。

 「鹿島神と要石」作: 有賀義弘 受賞作ではないものの、茨城県の鹿島神宮と千葉県の香取神宮にある要石に関する神話の作品です。

 ねぶた大賞に続く2位の賞「知事賞」と優秀製作者賞を受賞した「赤沼伝説」作: 北村隆

 ねぶたにはメインとなる表側の作品の裏側にも別の作品が施されています。

 先ほどの「赤沼伝説」の後ろ側にある作品。 作品名や経緯などあるんでしょうけど、調べても出てきませんでした・・・。
 表側の険しい作品とは全然違うほのぼのとした感じな作品です。 大きさも表側よりも一回り小さいのであまり注目されない部分ですが、あえてここに注目して見ると、よりねぶたの面白さがわかると思います。

 大型ねぶたの他にも、子供が引く用の「子どもねぶた」と呼ばれる中型、小型のねぶたもいくつか展示されていました。 こちらはウルトラマンなどキャラクターものや、当時話題になった人物やキャラクターなど、大型ねぶたに比べてソフトな作品が多いです。

 中型、小型のねぶたを見て、ねぶたミュージアムは終わりです。
 広さで言えば特別デカい展示施設ではないですが、東北三大祭りとされる青森ねぶた祭りを365日楽しめると言うのはかなりオススメ。 大きなねぶたを毎年更新しているのでいつ行っても真新しさがあるのも利点です。
 バイクは無料で停められるので、青森市街地に立ち寄るならばまずは行ってみてほしい施設です。

◆ ねぶたの家 ワ・ラッセ ◆
案内: 青森県青森市安方1丁目1−1

料金:ねぶたミュージアム620円 (八甲田丸やアスパム共通のお得な券もあり)
バイク駐輪場:無料/自転車駐輪場と共用
◆ワ・ラッセ駐車場内にある自転車置き場にバイクも駐車可能。 駐車券は取らず、歩道部分を進んでください。

営業時間:5月~8月・・・9:00~19:00(最終入場18:30)
9月~4月・・・9:00~18:00(最終入場17:30)
定休日:8月9日~10日(ねぶた入れ替えの為)/12月31日、1月1日

所要時間:約60分

HP:ねぶたの家 ワ・ラッセ

【訪問時期:2017年9月/情報更新日:2020年9月】

★Googleマップで【ねぶたの家 ワ・ラッセ(駐輪場)】を見る★

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