山奥にひっそりと佇む、雰囲気最高な温泉街
銀山温泉は山形県尾花沢市と宮城県大崎市を結ぶ国道347号から10㎞ほど離れた山奥にある、山形を代表する温泉街です。
アクセスとしてはそこまで行きやすい訳ではなく、温泉街のメインエリアは約300mほどの通り沿いに旅館や公衆浴場が立ち並んでいる程度なので街の規模も小さいですが、それでもこれぞ求めていた温泉街!!って言わざるを得ないほど幻想的な温泉街の景色なのが特徴。
元々は1983年のドラマ「おしん」で人気となった温泉街ですが、ここ数年はこの幻想的な温泉街の景色がネット上を中心に話題になったため、再び注目を集めています。
と言うわけで、小ぢんまりとした温泉街の通りには歴史を感じられる老舗旅館が立ち並んでいます。
コンクリートビルばかり立ち並んでいる温泉街とは全然違う、大正ロマンを感じられる通り。 これほど雰囲気のある温泉街って全国でもそうそう無いですよ。
温泉街の入り口付近には銀山温泉唯一の日帰り客向けの共同浴場「しろがね湯」があります。 かなりスタイリッシュな外観通り少々狭く、男女それぞれ内湯が1つしかないですが、無色透明でちょっとだけ硫黄の香りがする銀山温泉に手軽に入浴できます。
また、銀山温泉のほぼ中心部に無料の足湯もあるので、手軽に銀山温泉のお湯を楽しむにはうってつけ。 温泉地の足湯ってメチャ熱な所も多いですが、ここはちょうどいいくらいのお湯加減でした。
さらに、単独でこういう共同浴場があるのはちょっと珍しい?家族風呂専用の共同浴場「おもかげ湯」というのもありました。 おもかげ湯の向かいの店舗にて予約が必要。
他にも日帰り入浴可能な旅館も多いので、ゆる~とのHPを参考にしてください。
しろがね湯から先は、ネット上や観光雑誌でも見た通りの銀山温泉のレトロな通りが続いています。
飲食店なども点在していますが大部分は旅館なので、古い街並み系の観光地によくある「建物だけ古くて中は土産物だらけな通り」って感じはほぼ皆無なので非常に落ち着いています。
まぁ閑散期の平日に来たものなので休日になるとどうなるか不明ですが。 そんな銀山温泉の中でも一際デカくて豪華な造りの旅館が、能登屋旅館。 国の登録有形文化財に指定されている銀山温泉のランドマーク。
温泉街を抜けてそのまま道を進むと、階段を上って次第にハイキングコースみたいになってきます。
その先には白銀の滝といった景勝地や・・・
かつて水を排出するために使用していた疎水抗など、自然や歴史を感じられる散策ポイントが点在していました。
ここから先もハイキングコースらしき散策道が続いていましたが、さすがにそこまで時間は無かったのでここで引き返してきました。
そんなわけで、雰囲気満点で写真映えしそうな温泉街と、散策してみると意外と面白そうなハイキングコースもあったりと、さすが山形を代表する観光地の1つなだけありました。
日帰り入浴でも、ただ散策してみたいだけでも、山奥までバイクを走らせて行ってみる価値は十分にある温泉街でした。
・村山市方面から県道29号線(背あぶり峠)は狭路の山道な為、決して通行しないでとのこと
料金:しろがね湯…500円/おもかげ湯…50分2000円/足湯…無料
バイク駐輪場:銀山温泉共同駐車場を利用【地図】/無料・四輪と共用、銀山温泉入口まで徒歩約8分
・駐車場の看板が見つけにくく、旅館の専用駐車場と隣接しているので間違えないよう注意
※銀山温泉から約1.5㎞離れた大正ろまん館 【地図】駐車場も利用可能。徒歩約20分かシーズン時にはシャトルバス(1日券300円)あり
営業時間:しろがね湯…8:00~17:00/おもかげ湯…10:00~17:00(当日予約制のため枠が埋まり次第終了)/足湯…6:00~22:00
定休日:しろがね湯・おもかげ湯・足湯は通年営業、不定休
備考:冬期閉鎖施設あり、共同駐車場も閉鎖の場合あり
HP:銀山温泉組合HP
【訪問時期:2015年9月/最終更新:2021年2月】
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