日本の最果てを感じる、海が浸食して荒れ果てた森
野付半島はちょうど根室と知床の間にある「つ」の形をした日本最大の砂嘴(さし)で、昔はそこにトドマツの森がありました。
しかし、地盤沈下によって海水が流れ込んだ結果、森は枯死して残骸だけが残る湿原になってしまいました。
その独特な風景からは、日本最突端である宗谷岬や納沙布岬よりも「日本の果て」を感じることができます。
この先、じっくり歩くと時間がかかるので出発前にトイレに行っておきましょう。
ネイチャーセンターから途中まではススキの生い茂る散策道を歩きます。
途中から木道に切り替わり、視界が開けてきます
かつてここに森があったことを伝えるかのように枯れ果てた木々が残っています
海の上に架かる木道
散策路はかなり長く、片道40分以上はかかります。
そのため国道からトドワラまでのアクセスも考えると、すべてまわるのに3時間以上は必要かと思います。
でも、それだけの時間をかけて訪れるだけの価値は十分にありますので、余裕を持って散策してみてください。
北方領土問題の話を聞くと、遠い島の話のようなイメージしかありませんでしたが、こんなに近かったんですね。
これなら「返せ!北方領土!」って言いたくなるのもわかる気がします。
案内:道道950号線終点付近、道道950号線に差し掛かればすぐにわかります。
料金:散策無料
バイク駐輪場:無料,四輪と共用
所要時間:60~150分
営業時間(ネイチャーセンター):9:00~17:00(4~10月)
【訪問時期:2011年9月/最終更新:2019年3月】