渋谷ラブホ街近くの通りからさらに路地へ
10代後半のころ、初めて一人で東京に遊びに行った時に渋谷のセンター街から109を越えたあたりで道に迷ってしまい、「渋谷にラブホ街ってあるんだな…」と衝撃を受けた多感な時期だった僕。 「渋谷=オシャレ・ファッション」と言う脳内図式が崩壊した瞬間でした。
そんな渋谷のラブホ街のすぐ近くの通りからさらに路地に進んだところにある、隠れた?名店らしき「とりかつ チキン」と言うお店に行きました。
渋谷109から道玄坂を上り、道玄坂交差点を右に曲がり「しぶや百軒店」と言う謎のゲートをくぐって少し歩くと看板があります。 この看板とローソンの斜め向かいの路地と言うのが目印なんですが、ここらは1年2年そこらでお店ががらりと変わってしまう街なので、ローソンもいつまであるのやら。 そんな中、この「とりかつ チキン」は昭和52年創業と言う老舗。 この看板だけは変わらずにある・・・と思いたい(笑)
車はおろか、大型バイクでも苦労するんじゃないかってくらい細い路地です。 そんな路地を少し歩くとお店の入り口にも看板があるので建物の中に入ります。
なんか雑居ビル兼マンション?のような建物の中を案内の通り進んでいくとようやくお店の入り口となります。
店内はこぢんまりとしたL字カウンター10席ほどとテーブル席1卓。 テレビがあって常時番組垂れ流しなのが昔の食堂って感じで良いです。
厨房内ではまるでパートのおばちゃんのような方が3人いて、世間話も交えながら明るくワイワイと調理接客をしていました。
外観や渋谷と言う立地の割には意外にも優しく丁寧な接客。 人によってはイラっと来るハズの店員同士の世間話なんかも、ここでは不思議とBGMのような不快感のなさなのはやはり店内の雰囲気と老舗の風格がそうさせているのかな?
メニューは、名物のとりかつやとんかつ・ハムカツ・メンチカツ・イカフライ・アジフライ・コロッケなどなど10種類以上の揚げ物類の中から2品選んで650円・3品800円・4品1000円の定食セットになるというシステム。 他にも人気チョイスのとり・ハム・コロッケの3点定食650円などもあります。 正直お腹の空き具合はぼちぼちだったので、とりかつ・メンチカツの2品定食650円にしておきました。 フライ類は少々小ぶりながらも揚げたてサクサクの状態です。
一番人気のとりかつの断面。 やや薄めの肉厚ながらもサクッとした衣とソースの相性が抜群で安心する味です。 どこか素朴な感じなのがいいですね。
こちらはメンチカツの断面。 メンチカツの割には刻みタマネギの割合が非常に多めで、メンチのお肉はおそらく鶏むね肉かな?と思われます。 なのでかなりヘルシーなメンチカツとなっているので、肉々しいメンチカツを期待している人にはちょっと拍子抜けするかも?
しかしまさか渋谷でこんな家庭の味のような食事を出来るとは、ちょっといいお店を見つけたなと思います。
2品だと少々ボリューム感に欠けるので、満足したいなら3品は選ぶべきかな? とんかつとハムカツも気になるし、いっそ全部食べてみたいと思えるほどまた来たくなる味です。
料金:10数種類の揚げ物の中から選んで2品650円・3品800円・4品1000円の定食セットなど(税込)
バイク駐輪場:無し
当ブログの渋谷駅周辺の無料時間ありのバイク駐輪場一覧や全国バイク駐車場やバイクを停めたいや都内駐車場検索サイトs-parkなどのHPを参考にしてください。
営業時間:11:00~15:00/17:00~21:00(土・祝は20:00まで)
定休日:日曜日
参考HP:食べログ/とりかつ チキン
【訪問時期:2019年7月/最終更新:2019年9月】